快進撃を見せている俳優・菅田将暉(26)主演のドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日曜午後10時30分、日本テレビ系)が今後、シリーズ化されそうだ。

 生徒役には、昨年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」後、初の連続ドラマ出演となった永野芽郁をはじめ、川栄李奈、上白石萌歌、今田美桜、福原遥ら、将来有望な若手女優が揃ったことでも話題になっていた。菅田演じる高校の美術教師が教え子の女子生徒の自殺をきっかけに、3年A組の29人の生徒を人質に校舎を爆破し、教室に立てこもるという学園ミステリー。現実離れした設定のためか、初回視聴率10・2%でスタートし、第4話で9・3%まで落ち込んだが、その後は右肩上がりを続け、3日の第9話で12・9%を記録。10日に放送される最終回の第10話はさらに上昇するのは確実とみられている。

「今期の民放ドラマで現在1位の『相棒』にはかないませんが、2位の北川景子主演で放送中の人気シリーズ『家売るオンナの逆襲』が9話までの平均が11・3%、『3年A組』が11・1%ですから、最終回で北川にも勝利しそうな勢い。菅田、永野らの人気が裏付けられた形」(ドラマ関係者)

 生徒や教師役で踊るダンス「朝礼体操」がSNSで公開され、若者の間で話題になってもいる。この人気を受け、日テレ側が動きだしているという。

「シリーズ化、映画化の検討がすでに始まっています。若い世代の視聴者をこれだけ取り込んだ実績は次につながる」(日テレ関係者)

 先ごろ、クランクアップを迎えた収録現場では菅田が生徒役の俳優陣を前に「僕を教師にしてくれて、本当にありがとうございました」とあいさつし、全員が感動の涙を流したという。

 この雰囲気からも菅田による“金八先生”のようなシリーズになりそうだ。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)