女優・長澤まさみ(31)主演のフジテレビ“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」最終回が11日に15分拡大で放送され、平均視聴率が9・2%だったことが12日、分かった。

 物語は一見“いい人”に見えるダー子、ボクちゃん、リチャードの3人の信用詐欺師が、奇想天外な仕掛けで、欲にまみれた人間から金をだましとる痛快エンターテインメント。ダー子を長澤、ボクちゃんを月9初出演の東出昌大(30)、リチャードを小日向文世(64)が演じた。

 低迷する“月9”の救世主として人気女優・長澤を「プロポーズ大作戦」以来、11年ぶりに同枠の主演に据えたが、初回視聴率は9・4%。第2話7・7%→第3話9・1%→第4話9・2%→第5話9・3%→第6話8・2%→第7話8・9%→第8話8・3%→第9話9・5%と推移。ラストとなる今回は0・3ポイント微減し、2桁到達を果たせなかった。

 毎週豪華なゲストが話題となっていたが、フィナーレ「コンフィデンスマン編」には佐藤隆太(38)が出演。虚弱体質な上に結婚詐欺の被害に遭った不運な男・鉢巻秀男を演じた。また、同作品は、映画化決定が発表されている。

 気になる次クールの“月9”は、上戸彩(32)の人気刑事ドラマ「絶対零度」のシリーズ第3弾「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」。今回の主演は沢村一樹(50)で、元公安のエリート刑事・井沢範人を演じる。未然に犯罪を防ぐ捜査チーム“ミハン”の活躍を描く。また、上戸が演じる前2作の主役・桜木泉も物語の重要なカギを握る存在として登場する。

“月9”初主演となる沢村は「新しい“月9”、新しい『絶対零度』に挑戦するチームに参加させて頂けること、うれしく思います。刑事ドラマ作りは何よりもチームワーク。スタッフ、キャストが力を合わせて、楽しく、時には意見をぶつけ合えるような現場づくりができたらなと思います」とコメントした。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)