5日に放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月~土曜午前8時)の第56話平均視聴率が19・0%だったことが6日、分かった。

 物語は大阪万博(1970年)の翌年、岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に生まれ、小学生の時に片耳を失聴した「楡野鈴愛(すずめ)」(永野芽郁=18)が主役。夢、仕事、恋愛と失敗を繰り返しながらも、持ち前の行動力で現代まで生き抜く姿、その約半世紀を描く。

 初回から21・8%を記録し、前作「わろてんか」(主演・葵わかな)の初回視聴率20・8%を1ポイント上回る好スタート。第10週のタイトルは「息がしたい!」。「東京編」が本格化し、視聴率は好調をキープしてきたが、今回は前回(19・8%)から0・8ポイント数字を下げ、3話連続で“大台”を割り込んだ。

 56話のあらすじは、ボクテ(志尊淳)とユーコ(清野菜名)にイタリアンの食事券をプレゼントされた母・晴(松雪泰子)から、ランチに誘われた鈴愛だが、正人(中村倫也)とのデートの約束があることを明かせず、仕事だとウソをついて断ってしまう。しかし、デート中も母のことが気になって仕方がない鈴愛は、正人に母のことを打ち明け、2人で母の元へ向かう。

 一方、晴は律(佐藤健)を誘いイタリアンを堪能していた。すると、そこにやってきた鈴愛は律がいることに驚く。ウソをついた事情を説明し、晴を駅まで送った後、デートを再開した2人。食事後、公園で離れがたい気持ちになった鈴愛は「好きです」と正人に告白した。

(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)