AKB48グループのメンバーが、女子プロレスラーさながらに激闘するイベント「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM」が23日、愛知・名古屋市内の愛知県体育館で行われ、5000人を動員した。

 メインのタッグ戦は、オクトパス須田(SKE48須田亜香里=26)がハリウッドJURINA(松井珠理奈=20)にシャイニングウィザードを決め、フォール勝ちを収めた。

 試合後、須田は「今、とても恐れていることがあります。『JURINA敗北』と書かれてしまうんじゃないかって。それが一番ダメ」と語り、報道陣に「写真を私にしてください!『須田が勝った』にしてください」と懇願した。

 主役になったことについて、須田は「48グループに入ってから、パンフレットとかでも初めてメインで扱われて。不思議だけど、うれしかったです」と笑みを見せた。

 また、試合後、総監督の横山由依(25)が「コンサートでもプロレスでも東京ドームでできたら」という言葉を伝えられると、珠理奈は「やれたらなとは思うけど…『やりたい』とは言えない。選手は体力的にも精神的にも中途半端にできない。軽がるしくは言えません」と複雑な心境を明かした。

 東京スポーツ新聞社制定「2017年度プロレス大賞」で特別賞を受賞。48グループの中でもプロレス愛はズバ抜けた存在だ。珠理奈は「正直に言うと、(プロレスを)リスペクトしているからこそ…私は見る方が好きです。プロレスを知ってほしい気持ちがあるから、AKB48グループのファンがプロレスを知ってほしいし、プロレスのファンの方がAKB48グループを知ってもらえたらとは思うけど…。(豆腐プロレスが)何年続くか分からないけど、ライブでもプロレスでもステージでファンの皆さんが声援を送るのは一緒ですし」と話した。