「第3回AKB48グループドラフト会議」が21日、東京・文京区の東京ドームシティホールで行われ、候補者68人中、55人が指名を受けた。

 AKB48グループの国内6グループ、15チームが参加。過去2回のドラフト会議はメンバーがチームに必要な人材を指名したが、今回は初の試みとして、各チームのファンが動画配信サイト「SHOWROOM」の投票機能を通じて指名候補者を決定した。

 会場の円卓に座った各チームのメンバー5人が投票状況を見守り、指名が重複した場合には“本家”プロ野球のように、代表メンバーがくじ引きを行った。

 SKE48チームKIIの矢作有紀奈(22)の妹で、アピール動画再生数は全候補トップだった矢作萌夏(15)は1巡目でAKB48のチームK、チームB、チーム4の3チームが競合。ステージ上で行われたくじ引きで、チームK新キャプテン・込山榛香(19)が交渉権を獲得した。

 AKB48のチームを希望していた矢作は「大好きなAKB48のチームに指名されてうれしい。込山さんのまじめなところが好きです」と早くも“入団”に前向きだった。

 また、渡部愛加里(13)もAKB48チームA、HKT48のチームH、チームKIVの3チームが競合。くじを引いたHKT48・指原莉乃(25)が引き当て、ガッツポーズした。

 ドラフト会議の指名を終えたAKB48グループ総監督の横山由依(25)は「刺激を受けたし、48グループにいい風を吹かせてくれると思います」と期待を寄せ、NMB48チームNキャプテンの山本彩(24)も「みんなのパフォーマンスする姿を目の前で見て、勉強になったし、刺激も受けた。チームNはNMB愛を持ってくれている。グループ愛をみんなで持って、絆を深められたらと思います」と意気込んだ。

 また、AKB48チームA新キャプテンの岡部麟(21)も「チームAに新しく来てくれる3人を全力でサポートするので、安心して来てください」と呼びかけた。