アイドルグループ「SKE48」が10日、名古屋市内で新曲「無意識の色」の発売記念ミニライブを行った。「感謝の気持ちを込めて10周年イヤーを駆け抜けていきます」(須田亜香里)と昼夜合わせて2公演で3600人のファンを熱狂させたSKEだが、実は名古屋名物・手羽先の売り上げアップにも貢献しているという。

 SKEは現在、「和食麺処サガミ」を展開する株式会社サガミチェーン(本社名古屋市)とのコラボを展開中。メンバーが塩派とたれ派に分かれて手羽先対決キャンペーン(2月19日まで)を行い、CMにも出演している。反響は上々で「手羽先は人気商品なので在庫は多くしているのですが、お正月の繁忙期には売り切れた店舗も出ました。例年よりも売れていますね」(サガミチェーン)という。キャンペーンの一環として「SKE48手羽先BOX」という12本入りの商品も発売され、こちらも好評。SKE48劇場でも販売(SKEの公演が行われる平日限定)したところ、1日平均30箱、多い時には40箱の売り上げを記録している。

 またキャンペーンとは別にメンバー個人が自発的にサガミの店舗を訪れ、ブログやツイッターなどで手羽先や他のメニューを紹介していることもファンの間で話題になっている。中でも末永桜花(15)は何度もサガミを訪れSNSでメニューを紹介。これにはサガミチェーン関係者も「サガミの社員よりもすごい。いろんなメニューがあることをファンの方にも知っていただけてありがたいです」と感謝しきりだ。

 SKEは昨年7月にシングル「意外にマンゴー」を発売した際にも、名古屋銘菓「ういろう」の老舗「青柳総本家」とコラボを行った。そのときも「意外にマンゴー」の文字が入ったコラボ仕様のマンゴー味ういろう3000本(限定販売品)がすぐに完売。さらに青柳総本家の通販売り上げでもマンゴー味がトップになるという“SKE効果”を発揮した。「ういろう」に続いて今度は「手羽先」。今や名古屋名物をアピールさせたら右に出る者はいないアイドルになった!?