人気アイドルグループ・SKE48の松井珠理奈(20)が来年1月4日に行われる新日本プロレスの一大イベント「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」のスペシャルアンバサダーに就任し、13日、新日本プロレス事務所で行われた会見に出席。アンバサダー就任調印式では「こんなに自分の名前を書くのに緊張することはないですね」と丁寧に署名した。

 7月まで放送されたAKB48グループメンバーが挑んだドラマ「豆腐プロレス」(テレビ朝日系)の出演をきっかけに、プロレスのとりこになった。8月のG1クライマックスを筆頭に「数えたら15回以上」もプライベートで観戦に訪れているという。

 くしくもプロレス初観戦が今年の1・4東京ドーム大会だったこともあり、珠理奈は「早くみんなに就任を言いたかった。やっとこの日を迎えたので、もう隠さなくていいんだなと思うとうれしい」と声を弾ませた。大役を任され、「選手の皆さんが命をかけて倒れても倒れても起き上がる姿に、アイドル人生を重ね合わせています」と改めてプロレスの魅力を語った。

 8月29日には、東京・後楽園ホールで行われたAKB48グループのプロレス大会にも出場。大技のデスティーノも決めた。今後の試合出場の可能性には「選手として出たい気持ちはめちゃめちゃあります」と告白。続けて「試合を見れば見るほどその思いが増してきて。後楽園ホールの試合を映像で見たりして反省点もたくさんあった。試合を見ていても『この技をやりたいな』と思ったりして(ドラマで技術指導を担当した)ミラノコレクションA.T.さんに相談したりしています」とプロレス愛は増すばかりだ。

 ところが、この日司会を務めた新日・田口隆祐(38)は、同大会で披露した珠理奈の「ヒップアタック」に不満げな様子。「腰が甘かった。手取り足取りマンツーマンで(教えること)が必要なんじゃないかな」とニヤリ。不穏なムードを察した珠理奈は「ミラノ(コレクション)さんにお願いします」と苦笑しながら田口の指導を断った。

 プロレス愛を強くアピールする一方で、珠理奈は「SKEだけではなくて、48グループ全体のセンターになりたい。AKBのセンターを狙っていきたい」と堂々と宣言。6月の「第9回AKB選抜総選挙」で史上初の3連覇を達成したHKT48の指原莉乃(24)について「強いですよね…。グループを引っ張る力があって、指原さんがHKTメンバーとして活動することで、HKTの勢いがついている。私もそんな存在になりたい」と意気込んだ。