SKE48の21枚目のシングル「意外にマンゴー」(7月19日発売)で、“ゆなな”こと小畑優奈(15)が単独センターを務めることが5日、名古屋市内のSKE48劇場で発表された。W松井(松井珠理奈、松井玲奈)以外のメンバーが、SKEのシングル曲で単独センターを務めるのはこれが初めて。名古屋の新エースに小畑が大抜てきされた理由とは――。

「初選抜、初センターに選んでいただいて本当にうれしく思います。不安、緊張がたくさんあって自分もまだまだなんですけど、曲のよさを自分らしく楽しくアピールできたらなと思います。先輩のいいところをたくさん吸収して成長していきたいです」

 こう意気込みを語った小畑だが、初選抜でいきなりの単独センターは異例のこと。しかし、今回の大抜てきにはしっかりとした裏づけがあった。出版業界ではひと足先に“ゆなな旋風”が巻き起こっていたからだ。

 小畑は4月に発売された漫画誌「ヤングガンガン」で初の表紙に抜てきされた。カラーグラビア、フォトブック合計24ページにわたって特集されるという別格扱いだったが「小畑さんが表紙の本の売り上げがすごくよかったです。電子版も通常よりかなり売れました。戻ってきたアンケートでも小畑さんへの反応が高かった」(ヤングガンガン編集部)と大反響。

 すると他の漫画誌やアイドル雑誌からも一気に小畑へのグラビアオファーが増えたという。

 今月も「別冊ヤングチャンピオン」「フォトテクニックデジタル」「アップトゥボーイ」「FLASHスペシャル」「月刊ENTAME」などグラビアでの登場が目白押し。

「透明感は抜群。グラビアでも乃木坂や欅坂に押されていた48グループの中で久しぶりに注目を集めるメンバーです」(雑誌関係者)という小畑だけに、大抜てきに対する「ゴリ押し批判」が起こることはまずなさそう。

 大のSKEファンとして知られる元KEIRINグランプリ王者の加藤慎平(39)も「ついにきたか!という感じです。運営とヲタが同じ方向を向いた新センター誕生だと思います。卓球界の平野美宇ちゃんや張本智和君、将棋界の藤井聡太君ら勝負の世界でもトップクラスで戦う10代の人たちがどんどん出てきている。ジャンルは違いますが小畑優奈ちゃんのセンターにはそれと同じような胸の高まりを感じますね」と期待度MAXだ。

 新曲のMV(ミュージックビデオ)はすでに台湾で撮影されているが「MVはザ・水着という感じです」(小畑)という。ここでも新エースのグラビア力が大きく発揮されそうだ。