「第9回AKB48選抜総選挙」(6月17日開票)の投票が5月30日にスタートした。今回は総勢322人が立候補しているが、注目されるのは今年4月に「青春時計」でデビューし、オリコン週間1位発進を飾った新潟を拠点とするNGT48だ。カップリング曲でセンターを務め、メキメキと実力をつけているNGTの本間日陽(ひなた=17)が、総選挙にかける熱い思いを本紙に明かした。

 ――いよいよ総選挙の投票が始まった

 本間:今年はNGT48がデビューして、私はカップリング曲「純情よろしく」でセンターを務めさせていただきました。センター曲があるっていうのは、自分の中ですごく大きい。NGTのことをもっとよく考える機会にもなりましたし、もっと大きなグループにしたい。NGTのためにも、私ももっと飛躍できたら。ランクイン(80位以内)が目標ですけど、60位以上になれたら、という気持ちもあります。

 ――パフォーマンスを評価する声が多い

 本間:自分のパフォーマンスが好きとかはないんですけど、ファンの方は「パフォーマンスが好きで来ました」とか「劇場ですごくひかれます」と言ってくださることが多くて。センターをするにあたって自信にもなりました。劇場公演が始まったころは、とにかくダンス経験を生かそうと思っていました。まだ知らない人にも絶対に知ってもらえるように、パフォーマンスで目立とうと意識してました。公演を重ねるごとに進化できたとも思っています。

 ――特技のクラシックバレエは、日本を代表する新国立劇場バレエ団で踊ったとか

 本間:クラシックバレエの動きも役に立つことが多いですし、部活がダンス部でいろんなジャンルのダンスを踊れるようになったのも大きいです。新国立劇場バレエ団は、新潟公演の時に子役で出演させていただいて。新国立劇場が毎年、地方のバレエ団を招待して行っている公演で、中劇場に立ったこともあります。プロのバレエダンサーになることが夢だったんですけど、中学生になって挫折というか壁にぶつかることがありました。でも今も好きで、お休みの日はバレエ教室でたまに踊ったりしていますね。

 ――NGTは他の48グループ以上に地域密着のグループといわれる

 本間:私は新潟県村上市出身なんですけど、帰ってもおじいちゃん、おばあちゃんの知り合いが「テレビでCMを見たよ」とか言ってくださる。昨年7月には地元の村上大祭に、NGTメンバーとして参加させていただきました。小さなころから参加していたので、お仕事で関われたことはすごくうれしい出来事でした。「いつも応援してるよ」と言われたり。幼稚園の先生が声をかけてくださったのもうれしかったですね。

 ――今後の目標は

 本間:まだ私はグループ内で、パフォーマンスの面だけでしか見せられていないと思ってて。キャラが強いわけでも面白いことを言えるわけでもありません。けっこうマイナス思考でもあるんですけど…。でも、今回の総選挙期間がとてもいい機会ですし、NGTをもっとたくさんの方に知ってもらいたいです。あとは、新潟県でライブをしたり、北陸や東北でツアーもしたいですね!

☆ほんま・ひなた=1999年11月10日生まれ。新潟県出身。B型。2015年8月にNGT48の1期生として加入。ニックネームは「ひなたん」。特技はクラシックバレエ、スキー。