【〜第1党奪回へ〜SKE48逆襲宣言(5)】6・17「AKB48シングル選抜総選挙」(沖縄)に向け、SKEの注目メンバー14人が14日間連続で語る連載第5回は、元OLという異色の経歴を持つ高畑結希(21)を取り上げる。スーツ姿からいつしか「社長」と呼ばれるようになった“はたごん”は、見た目のほんわかさとは裏腹に、中身はガッツの固まりだ。
——OLからアイドルになったという自覚は
高畑:それが…。まだ最初のころと気持ちが一緒なんですよ。アイドルなんですけど、いやいやいやいや…みたいな感じなんです。
——そこは変えていかないと
高畑:そうですよね(笑い)。
——自覚は薄くても、社長キャラは確立している。どうしてそうなった
高畑:就活で使っていたスーツで握手会を始めたんです。そうしたらスーツの子がいるよ、という話になった。チームEに昇格してからメンバーに社長と呼ばれるようになり、劇場公演のコールや声援でそれがファンの方にうつってしまった。これが多分きっかけだと思います。
——名付け親的なメンバーは
高畑:最初が誰かはわからないんですけど、一番言ってくるのは谷真理佳さん。
——高畑さんのファンは社員と呼ばれるそうですが(笑い)、社員もやっぱりスーツ…
高畑:スーツですね。握手会で面接日を決めてやってるんですけど、事前に「面接にあった服装でお願いします」というんです。スーツでも、生誕Tシャツでもいいし、私推しって分かる服装で来てくださいます。
——個性的ですよね
高畑:濃いって言われます(笑い)。
——性格も
高畑:いや〜、どうなんですかね。いつもこんな感じですね。
——でもそんな感じでも、少しでも目立って、上にいかないといけない
高畑:そう、みんなライバルです。握手会のときにスーツ着てて「プライドないの」「ずっと着てるけど変だよ」「普通の服着たほうがかわいい」と遠まわしに言ってくる人もいたんですけど、こうやって続けてきたからこそ、社長やスーツの子って言ってもらったりするので、周りに流されないのが一番いいのかなって。
——「プライドないの?」とは
高畑:研究生のときに(握手会で)レーンに人がこないからタオルを回してたんですよ。回してたら「プライドないの」って言われて、むかついちゃったんですけど(笑い)。でも、回したら目立ってファンの方が来てくれるから。
——回すってどういう感じで
高畑:もうぶわーと…(とぐるんぐるん回すジェスチャー)。で、ずっと回してたら列ができて、「よしっ」と。
——ガッツがありますね
高畑:はい(にっこり)。
——その発想はどこから
高畑:1部から6部までの全員参加という夏の握手会があったんですが、朝から夜までなので、お客さんが減ってくる。研究生の時、端っこのレーンだったんですが、端っこって本当に誰も見てくれないですし、私のレーンの前に休憩で座ってるファンの方がいて。腹が立ってタオルで回してここにいるよーってアピールしたのが最初です。
——キャラも立ち、昇格して初めての総選挙になる
高畑:今年で3回目です。生誕祭などで今年はランクインしたいと言い続けてきました。年も年で若くないので(笑い)。ランクインすることで、新しい風というか違う48グループを作っていけたらいいなと。
——他のメンバーと比べてちょっと違うという意識がある
高畑:…あります(笑い)。
——どういう風を
高畑:一回就職してアイドルになるというのは、いろんな人の助けや支えがあったからできたこと。世の中には、アイドルになりたい人がたくさんいると思うんですよ。そういう子たちの憧れみたいな存在になれたら、と。あと、アイドルアイドルしているだけがアイドルじゃないというのを広めたい。今SKEは(松井)珠理奈さんを中心に活動してるんですけど、ほかにこんなメンバーもいるんだよということを知ってもらいたいし、自分の得意なことをアピールできたら、もっと盛り上がるんじゃないかな。
——社員の反応は
高畑:応援しているよ、ランクインしようね。と言ってくれてます。GWに地元の香川に帰った時、有名な神社に行ったんですけど、絵馬にファンの方がランクインできますようにって書いていたんです。他にも“はたごん”が幸せになりますようにとか(笑い)。みんなわざわざ香川まで行って書いてくれているのを見て、ちょっとヤバイ、本当に頑張らなきゃいけないと思いました。
——アイドルになる前に、こんなにファンの言葉が支えになったり、自分の考え方が変わったりすると思っていたか
高畑:いや、こんなにファンの方が一緒についてきてくれるなんて、考えてもいなかった。
——ランクインはそんな社員のためでもある
高畑:ファンの方のためでもあるし、自分のためでもあるんですけど、ランクインすることで何か変わればいいなって。なんか、はたごんの喜びはぼくたちの喜びみたいなことを言ってくれるファンがいて(笑い)。だから弱音を吐いたらファンの方も悲しむし、笑ってランクインできたら喜んでくれるんじゃないかな。
——ただ簡単ではない
高畑:難しいのはもちろん感じているんですけど、発信していかなきゃダメなので。ファンの人と一緒に頑張れたらいいな、と思います。
——そうしたら社員も幸せになる
高畑:そうです。そうだ! 私まだ脱いだことがないんです。この21年間、水着になったことがない。ランクインしたら「水着サプライズ」(注・総選挙にランクインしたメンバーが水着姿で登場するムック本)があるのでそれを目標にしてるんです。
——え? 泳いだことは
高畑:ありますが短パン、Tシャツでした。小中高とプールがなく、水着は買ったんですけど、香川県はよく水不足になるので、水がなくて入れなかったんです。
——公約ですね。脱ぐとすごい…
高畑:自信ないです(笑い)。
☆たかはた・ゆうき=1995年7月18日生まれ。香川県出身。2015年、第7期生に合格。昨年正規メンバーに昇格。チームE所属。過去2回の総選挙は圏外。
【次回は須田亜香里が登場】
※6月14日(水)発行の中京スポーツ(中部地区で発売)ではSKE48の特集記事を掲載。高畑結希をはじめインタビューメンバー14人の直筆サインチェキプレゼントもあります。
【SKE連載5】高畑結希「ランクインしたら人生初の水着姿を公開します」
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