【名古屋・未来のエース候補:3】ドラフト1期生以降に加入したSK48期待の若手特集第3弾は、7期生の小畑優奈(15)にスポットライトを当てる。2015年11月に昇格した小畑はこの1年余りで急成長を遂げた。次世代エースの呼び声が高い一方、ファンが待ち望む選抜入りは果たせていない。苦手だったトークも進歩した小畑は、選抜入りへの思いを自分らしい言葉で語った。
——最近影響を受けたことは
小畑:こじまつり(小嶋陽菜卒業コンサート、2月22日)に出させていただいたんです。大きなコンサートに選んでいただいたのは初めてだと思うんですけど、いろんなことを初めて知りました。いろいろなグループの方がいらして、ダンスや歌とか、SKEでは見れないものが見れたかなと思います。
——どんな部分が
小畑:ダンスもそうですが、表現力が違う。パターンがすごく多いんです。私には絶対ないものがある。
——簡単にはマネできない
小畑:できないと思います。その人が持って生まれたもの。小嶋さんはすごくいろんな表情を持っていて、オーラが違うなと思いました。
——仲良しもできた
小畑:NGTの加藤美南さん。踊る曲が一緒で、同期の後藤楽々ちゃんが仲良く話してて、一緒に練習したりとかもしましたね。
——最近の小畑さんは以前と比べてよく話すようになった
小畑:すごく変わりました。昇格してからですね。
——チームは違うが、高寺沙菜さんとよく写真を撮っている
小畑:とても話しやすいんです。話が合うし、友達感覚で話せるんです。だからしゃべりたいことがあると、積極的に話しに行ってます。
——この1年で急成長
小畑:話すことは好きなのですが、どう話していいかわからなかった。KIIメンバーはしゃべれる人が多いので刺激になりましたし、アドバイスも頂いて「あ、こうすればいいんだ」といろいろ本当に学ぶことが多くて。毎公演で反省ですが、勉強になります。
——公演以外で成長のきっかけになったことは
小畑:ラジオ出演も大きいかなと思います。昇格してから機会が多くなったんですが、そこでいろんな方と話したので。
——参考にしたいメンバーはいますか
小畑:同じチームなら内山命さん、みなるん(大場美奈)さん。江籠(裕奈)さんもすごいと思います。
——48グループ全体なら
小畑:こじまこ(AKB・小嶋真子)さん。
——自分の成長を感じている
小畑:最近、うまくなったね、しゃべるようになったねと、ファンの方から言われることが多くなって、少しずつ自信になってます。
——課題もまだある
小畑:自分から入っていくこと、積極性というのがまだ足りないかな。先輩たちが話している中で、自分が思っていることを言うのができてないかな、とすごく思います。
——春からはついに冠番組も始まる。トライしてみたいことは
小畑:面白いことが好きなので、そういうことをやってみたい。バラエティーなどに今まで出たことはないのですが、ツッコミとかしてみたいです。
——公演ではやってない
小畑:見せてないですね(笑い)。
——ツッコミの才能は…
小畑:ないと思います(笑い)。でもやってみたい。先輩たちのトークを見ているからかもしれないですね。
——着々と前進しているが、シングル選抜はまだ
小畑:そこがないと知ってもらうチャンスが…。これがやっぱり目標なんだと、日々活動してて思います。今年中には入りたいと思います。
——ファンの声援も大きい
小畑:一緒に入ろうねと言ってくれます。去年から少しずつそう思うようになって、今は若干、焦ってます。
——昨年のシングルは2曲だが、そのうちどちらかで入るかも、と思ったことは
小畑:去年は思ってなかったです。自信がなかった。
——今年は
小畑 言ってられないですね(笑い)。
——では次のシングルで
小畑:入りたいです。
——ユニットの「ラブ・クレッシェンド」のメンバーの中で、自分だけまだ入っていない
小畑:それも焦りというか、悔しいなと思います。
——だんだんと悔しさを口にするように
小畑:出てくるようになりましたね。昔はそんなことなかったのにな、ってすごく思います。
——その理由は…
小畑 うーん。でもそれだけ自分の意思みたいなのが出てきたのかもしれないな、と思います。
——髪を切ったのはそういう気持ちの変化もある
小畑:昔から切ってみたかったのもただただあるんですけど。新しいスタートというか、ばっさり切ると気持ちとか変わると思いました。
——ファンの反応は
小畑:最初のころ、私、前髪もなかったじゃないですか。でも意外と好評だったりして結構うれしいなと思いました。
——反応がいいと、新しいことに挑戦しやすくなる
小畑:はい。そう思います。
——もちろんセンターへの憧れも…
小畑:ありますね。いつかは立ってみたい場所ではあります。
——ただ、言葉にするには勇気がいる
小畑:とても勇気がいります。(1年前は)言えなかった。まだ今でもためらってしまう。
——でもファンの声を聞いていると、やらないといけない
小畑:確かにそれは大きいと思います。昨年、握手会で「金の愛、銀の愛」選抜発表の映像が流れたんですけど、泣きながら「絶対に入ろうね」と言ってくださったファンの方がいたんです。そんなに思ってくださってるんだから、ちゃんと応えないと、と思いました。
——胸にきますね
小畑:結構きました。それでちょっと言えるようになったのかもしれないです。
——同期の後藤楽々さんと一緒に頑張ってほしいというファンの声もありますね
小畑:結構聞きます。“ゆらら”でセンターやってほしいと言われるようになりました。それは私たちも思ってるんです。生誕祭のとき、手紙が楽々だったんですけど、一緒にダブルセンターやれるようになろうね、というメッセージがあったんです。やっぱりそこは目指してはいます。
——2人でやるとしたらどんな曲がいい
小畑:はじける感じの、元気な感じの曲をやりたいですね。
——これからSKEでどんなメンバーになりたい
小畑:頼ってもらえる人になりたい。今自分がすごく教えてもらって、助けてもらっている分、そういう立場になりたいです。
——立ち位置だけじゃなく、精神的にもセンターですね
小畑:うふふふ。そうですね。
——成長といえば、この春から高校生になる
小畑:それなんです。中学生だと出られない時間がありますし、公演でも生誕祭などで押してしまう(長引く)と、お見送りに出られない。来てくださったのに最後までいられないのは残念だったので、そこも変わりますね。
——紅白も大丈夫ですね。
小畑:出たいです。
☆おばた・ゆな=2001年12月18日生まれ、愛知県出身。15年3月SKE7期生オーディションに合格、11月に昇格しチームKII所属となる。シングル「チキンLINE」のカップリング曲「キスポジション」(チームKII名義)でセンターを務める。
〈最終回は高寺沙菜が登場〉
※3月30日(木)発行の中京スポーツ(中部地区で販売)ではSKE48の特集記事を掲載。小畑優奈の直筆サイン入りチェキプレゼント(2人)もあります。
【SKE連載:3】小畑優奈“ゆらら”でWセンター目指します
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