元SKE48でフリーアナウンサーの柴田阿弥(23)が9日、名古屋市内で東海東京証券の会見に出席。8月末の卒業後、名古屋での初仕事に臨んだ。

 ただし、仕事の内容はアナウンサーではなくゲスト。投資初心者向けロボアドバイザー「カライス」の体験リポートを行った。

 この新サービスは、投資を行ったことがない人でも、7つの簡単な質問に答えることでタイプを分析、最適な資産運用の提案や運用を行ってくれるというもの。

 石田建昭CEOは「対面型証券会社は顧客の高齢化が課題。分かりやすさと親しみやすさで他社との違いを出し、いろいろな方に関心を持ってもらいたい」と導入理由について説明。「投資はしたことはありません。周りにも知ってる限りではいなかった。だから私で大丈夫なのかなと思った」という柴田を選んだのも、同様の理由からだ。

 そんな柴田は「高いリスクは取りたくないので低リターンで」などと質問に返答。その半面、貯蓄の半分ぐらいは投資に回せるとした上で、1年間で30%の損失を出したらどうするかとの問いには「焦るとは思うけど、資金を追加する」。投資タイプは5段階のリスク許容度で下から2番目の「勝って兜の緒を締める」タイプと診断されたが、「勝負するときには勝負したいんです」という性格が反映された結果に納得の表情だった。

 一人前のアナウンサーになるために、現在は無料インターネットテレビ局のAbemaTVに出演しながら「先生について、原稿を読むレッスン、修業の毎日」を過ごしているという。「一人だから全て自分の責任になるのでプレッシャーも感じるけど、その分、自分の力でできるようになったら楽しいだろうなと思う。やりがいを感じます」。卒業後も充実した日々を過ごしているようだ。