人気アイドルグループ・NMB48の山本彩(23)が22日、大阪市の大阪ステーションシティで行われた「ラグビーワールドカップ2019大阪・花園開催キックオフイベント」に登場。松井一郎大阪府知事(52)からラグビーW杯の応援団長を直々に任命された。大役を任された山本だが、AKB48グループ関係者からは「リーダーシップ抜群の山本なら大丈夫!!」と太鼓判を押す声が聞こえる。

 山本は松井府知事、花園ラグビー場がある東大阪市の野田義和市長(59)、ラグビー好きのお笑いコンビ「中川家」らとともに登場。NMB48は以前、花園で行われている全国高校ラグビー大会の番組サポーターを務めたこともあって、山本は「女性がもっと積極的に楽しんでもらえるように応援団とか作れたらいいな」と笑顔を見せた。

 これに対し「中川家」の剛(45)が「女性やったら、われわれ新喜劇の女性陣がいますよ」とアピールしたが、松井知事は「新喜劇はダメ。むさくるしいオッサンもダメ」と却下。さらに「団長は山本さんしかないでしょ」と突然、山本を応援団長に任命し、イベントのMCを務めたケンドーコバヤシ(44)を副団長に任命した。

 松井知事から期待を寄せられた山本は「試合に出る選手の皆さんのモチベーションを上げられるように精一杯応援したい」と、突然の任命に戸惑った様子を見せながらも意気込みを語った。

 AKB48グループ関係者は「山本はNMBだけでなく、姉妹グループを含めても握手会では他の追随を許さないほどの人気を誇る。ソロでも十分にやれる歌唱力やダンス力を持ち、女性ファンも多い。もし選抜総選挙を“1人1票”という形式で行ったら、おそらく2連覇を達成したHKT48の指原莉乃を破ることができる。山本ならPR効果も大きい」と語る。

 真面目な性格で責任感も人一倍強いと言われる山本は、リーダーシップも評価されている。

「今年の総選挙でランクインしたメンバーはAKB48が28人、SKE48が20人、HKT48が19人なのに、NMB48はわずか11人と苦戦が目立った。山本は毎年、NMB勢が苦戦する状況に責任を感じ、昨年は劇場で号泣した。さらに今年は“二枚看板”としてグループを引っ張ってきた渡辺美優紀が卒業したことで、山本は『NMB48がこのままでは危ない』と危機感をあらわにしている。NMBながらAKBとしても活動する兼任メンバーだったが、自ら兼任解除を願い出て、今はNMBを立て直すことに尽力している」(同)

 そういった意味でも、NMB48の地元・大阪にある「花園ラグビー場」を盛り上げるべく開催された、このイベントの応援団長を務めることは、山本にとっても大きなメリットがありそう。

 山本は「厳しいトレーニングや、体を張った試合でつくり上げられた選手の筋肉は、女性にとっては魅力ですね」と早くも“応援団長”らしいコメントで締めくくったが、この様子ならしっかりと大役を務めそうだ。