AKB48の柏木由紀(25)が、主演舞台「『マジすか学園』~Lost In The SuperMarket~」(東京・赤坂ACTシアター)の初日公演を25日、行った。初主演となる舞台に気合十分の柏木だが、ファンの間からは「この主演を機に卒業するのでは?」と“卒業説”が噴出。果たして柏木の卒業は近いのか? 緊急追跡した――。

「マジすか学園」は、総合プロデューサー・秋元康氏(58)の企画・原作で2010年にスタートした“ヤンキーの青春”がテーマのテレビドラマシリーズで、今回が2度目の舞台化。シリーズ1、2で「ブラック」役を演じた柏木が主役を務める。

 初日公演前に柏木らメンバー16人と俳優・西岡徳馬(69)が報道陣の取材に応じ、柏木は「初めての(主演)舞台で『大丈夫かな?』と不安で今日を迎えたけど、頑張りたい。正直、あと1か月時間が欲しかったけど、時間のない中で一生懸命取り組んできた」と話した。

 役作りで茶色のロングヘアを黒髪に染めたが、柏木は「全然慣れないけど、若返りました(笑い)。髪を染めたので気合十分です」と意気込みを語った。

 共演には岡田奈々(18)、小嶋真子(19)、田野優花(19)など、AKB48の次世代を引っ張るメンバーが勢揃い。若いメンバーが多く出演するなかで柏木が主役を務めるだけに、ファンからは「この舞台の主演を機にAKBを卒業するのでは?」と心配する声が上がっている。

「昨年5月に行われた『マジ――』の舞台で主演したSKE48の松井玲奈は、昨年8月いっぱいで卒業しましたからね。今回、柏木が主役を務めることでファンに対して“AKBとして見納めの意味があるのでは?”という声が出ているんですよ」(アイドル誌編集者)

 15日に25歳になった柏木は、4月にAKB48を卒業した高橋みなみと同い年。最近の柏木は卒業を意識したような発言も目立つようになってきているだけに、ファンが心配するのも無理はないところだが、AKB関係者は「少なくとも今年中の卒業はないようだ」と明かした。

「柏木は現在、新潟に拠点を持つ『NGT48』のメンバーとしても活動している。NGTは1月に本格始動したばかりで、今秋から来年初頭にはCDデビューも予定されている。まだ軌道に乗っているとは言えないだけに、柏木自身は後輩たちにいろいろ教えながら引っ張っていく意向を持っているようです。また3期生の柏木は、来年4月に自身のグループ活動の節目となる“10周年”を迎える。少なくともここまでは卒業するつもりはない」(同)

 AKB48では、今までも大島優子(27)をはじめ、卒業した主要メンバーは“若手を育てる”ことを卒業までの仕事として求められてきた。柏木も主演舞台で、若手に手本を見せる奮闘を期待されている。