「NMB48」の1期生メンバー・渡辺美優紀(22)が3日、神戸市のワールド記念ホールで卒業コンサート「最後までわるきーでゴメンなさい」の初日公演を行った。

 2010年の1期生オーディションに合格し、キャプテンの山本彩(22)とグループをけん引してきた渡辺。公演は自身がセンターを務めた、NMB48のデビューシングル「絶滅黒髪少女」で幕を開けた。

 オープニングから7曲連続で歌い上げた渡辺は、山本から「卒業コンサートということで7曲連続で歌いましたが」と振られると「私って卒業するんですか?」とボケた。山本が「え、しないんですか? しないなら、しないでいいんじゃない」と応じる展開に会場は大いに盛り上がった。

 渡辺はアンコールを含む全28曲中、23曲を歌い、アンコールでは8月3日発売のNMB48の15枚目ニューシングル「僕はいない」を披露した。

 また、昨年4月に卒業した同じ1期生の山田菜々(24)がサプライズゲストで登場し、渡辺、山本と3人で「太宰治を読んだか?」を熱唱。渡辺は「この曲が大好きで、最後にまさか菜々ちゃんが来てくれて3人でできるなんて」と大喜びだった。

 最後に「1曲目の『絶滅黒髪少女』で、1期生のメンバーが、嫌とか言わずに髪を黒色に染めてくれて感動しました。本当にこんなすてきなステージに最後に出させていただけて、応援して下さる皆さんやスタッフの皆さん、メンバーのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです」と公演を振り返った渡辺。メンバー全員で「青春のラップタイム」を歌い上げ締めくくった。

 同公演は4日も行われる。