「AKBチームK2期生10周年記念特別公演」が1日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われ、アンコール後に小林香菜(24)、梅田彩佳(27)、宮澤佐江(25)がドレス姿で登場。涙ながらに“最後のあいさつ”をした。

 3人は前日の3月31日、それぞれの劇場で卒業公演を行った。

 AKB劇場で公演した小林は「私にとって昨日928回目、今日で929回目の公演でした。1000回を目標にしてたけど、その前に卒業しようと決めました。こうやって今日も10年前から一緒にやってきた仲間と公演ができてうれしいです。私の宝物になりました。本当に幸せな一日でした。劇場に来るのが生活の一部みたいになってたので、来なくなるのが寂しい。こんなにステキな仲間がいるグループだから、卒業するのは後悔するかもしれないけど、自分の道を頑張ります」と話した。

 AKB48からNMB48に移籍し、大阪・Zepp Nambaで卒業コンサートをした梅田は「AKBシアターに久しぶりに立てて素直にうれしいです。10年前に自分が立ってたと思うと“すごいな~”って10年続けてきた自分にも思います。10年前の初日の幕が開いて始まったことを今も鮮明に覚えてます。みなさんが歓声を上げてくれる劇場が一番好き。劇場に希望と可能性があふれている。足を運んでくれて、私たちを信じてくれたファンのみなさんに感謝してます。劇場はみんなキラキラして魔法のような場所でした」と当時を振り返った。

 AKBからSNH48、SKE48に移籍し、名古屋・栄のSKE48劇場で卒業公演を行った宮澤は「全然実感が湧かない。今日もすごく楽しかった。48グループの肩書がなくなる自分が想像できない。2期生は(グループやチームが)みんなバラバラになって、最後の最後まで試練の場が与えられたんだなと感じた。まさかバラバラのグループで卒業するとは思ってなかったから。10周年の時に『3人で一緒に卒業したいな』と話して。その夢がかなっているのが幸せです。幸せな言葉しかない。アイドル宮澤佐江を見つけて、応援してくれてありがとうございました」と涙ながらに頭を下げた。