人気アイドルグループ・乃木坂46の「君の名は希望」とAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が東京メトロの発車メロディーに導入されることが20日、分かった。東京メトロがこの日発表したもので、「君の名は希望」は千代田線・乃木坂駅、「恋するフォーチュンクッキー」は日比谷線・秋葉原駅の発車メロディーとして使用される。

 今回の発車メロディー導入は2015年6月から9月まで同社ホームページでリクエストを募集。合計1200曲、1万件を超えるリクエストが集まり、特に件数が多かった駅について、同社の顧客モニターに最終アンケートを実施し、新たに導入する3駅・3曲を決定した。乃木坂46とAKB48のほか、日比谷線・銀座駅に「銀座の恋の物語」(石原裕次郎、牧村旬子)が導入される。
 
 リクエスト楽曲の1位に輝いた「君の名は希望」には、約6400件ものリクエストが寄せられ、感謝の意を込めて、乃木坂46・生田絵梨花(18)が実際にピアノでレコーディングしたフレーズが発車メロディーとして流れる。

 生田は「私が弾いたピアノの音が、発車メロディーとして起用していただくことは不思議な感覚で、『乃木坂』駅を一緒に作れたような、そんな感じがします。『君の名は希望』は、乃木坂46のメンバーやファンの皆さんも大切にしている楽曲で、昨年末に初出場した『NHK紅白歌合戦』で披露した楽曲でもあるので、発車メロディーを通じて、より多くの方にこの楽曲を知ってもらえたら本当にうれしいです」とコメントを寄せた。

 今回決まった3駅の発車メロディーの導入は今春を予定しているが、東京メトロでは、これまでに銀座線の上野駅「さくら(独唱)」、銀座駅「銀座カンカン娘」など4駅、東西線の日本橋駅「お江戸日本橋」など2駅、南北線の後楽園駅「Take me out to the ball game」と計7駅で発車メロディーを導入している。