「第66回NHK紅白歌合戦」(31日、東京・渋谷のNHKホール)で、7年連続8回目の出場のAKB48は「紅白2015 SP ~10周年記念メドレー~」を披露した。

 演出として、プリンセス天功監修のイリュージョンに“最後の紅白”となる高橋みなみ(24)が挑戦。デビュー曲「会いたかった」のイントロをバックにステージに巨大な箱が登場。高橋が空の箱をアピールし、カーテンが閉じて箱を1回転させると、中から選抜メンバー15人が現れ、イリュージョンは見事に成功した。

 29日のリハーサル後の囲み取材では、高橋は「(イリュージョンに)失敗したら(来年3月の)卒業を延期する」と珍公約。悲壮な?覚悟を示していたが、成功に満足げな笑顔を見せた。

「会いたかった」歌唱後の「フライングゲット」では、“OG”前田敦子(24)がサプライズ登場。高橋は「聞いてないよ~」と涙声で驚いていると、「ヘビーローテーション」では“OG”大島優子(27)も登場した。

「恋するフォーチュンクッキー」で2人に挟まれながら熱唱した高橋は、「本当に知らなかったので…。知らなかったんです」と涙が止まらない。笑顔の前田、大島に見守られた高橋は「2人も来てくれて、こうしてみんなと歌えて幸せです。うれしいです。本当にありがとうございました」と感謝を口にした。

 また、特別企画「アニメ紅白」ではAKB48の渡辺麻友(21)、島崎遥香(21)、入山杏奈(20)、AKB48を兼任するHKT48の兒玉遥(19)、宮脇咲良(17)の5人が登場。アニメ「美少女戦士セーラームーン」のコスプレ姿で「ムーンライト伝説」を熱唱した。

 これには、特別アニメで後方スクリーンに登場した「巨人の星」主人公の星飛雄馬(声優・古谷徹)も「AKBのコスプレに、猛烈に感動している!」と大興奮だった。