振付師としてSKE48黎明期から携わり、松井玲奈(24)の卒業シングル「前のめり」も担当した“恩師”牧野アンナ氏(43)が、「松井玲奈・SKE48卒業コンサートin豊田スタジアム~2588DAYS~」最終日公演(30日)にサプライズ登場した。

 14曲目「ピノキオ軍」の歌唱中だ。玲奈が腰を痛がり、ステージ上に倒れ込む。他のメンバーは驚いた表情をしながらもパフォーマンスを続ける。

 シングル「パレオはエメラルド」の特典DVDに収録されたり、今年2月のSKE48ドキュメンタリー映画でも扱われたシーンとまさにうり二つ。当時、玲奈は「ピノキオ軍」の全体練習中に牧野氏のスパルタ指導で、倒れてしまったのだ。

 実はこれは玲奈と牧野氏が当時を再現したファンとメンバーへのサプライズ演出。牧野氏は「玲奈~! 本番中にぶっ倒れるってどういうこと?」と厳しい声を掛け、「しっかりしろ! 玲奈、まだ倒れるな。あれから何年たってるの?」とさらに追い込む。すると、玲奈は「5~6年です。もう大丈夫です!」と当時のような初々しい声で答えた。

 その後、事情を理解したSKEメンバーを前に牧野氏は「あなたたちの中で、全力でやり切ったと胸を張って言える人はいますか?」と言うと、当時は珠理奈1人だけが「はい!」と手を挙げたが、今度はメンバーと会場のファンまで「はい!」と自信満々に挙手。これには牧野氏も「多いな~」と苦笑いした。