8月いっぱいで「SKE48」を卒業する松井玲奈(24)の卒業コンサート初日公演が、29日午後5時過ぎから愛知・豊田スタジアムでスタートした。

 オープニングでステージに“主役”の玲奈が登場し「待ちに待った豊田スタジアムのコンサート! 最後の最後まで盛り上がってくださいね!」とあいさつすると、3万人のファンから“SKEコール”が起こる。

 1曲目「パレオはエメラルド」から「チョコの奴隷」「1!2!3!4! ヨロシク!」「青空片想い」「片想いFinally」まで5曲連続でシングル曲を披露。その後、今年2月に公開されたSKE48ドキュメンタリー映画で、玲奈が練習中に腰痛で倒れたシーンで知られる「ピノキオ軍」を元気いっぱいに熱唱した。

 卒業コンサートのセットリストを考えたのは玲奈本人だ。最初のMCで玲奈は「スタッフさんに協力していただきながら、(メンバー)全員が主役になる、SKE48の未来を見てもらうセットリストを考えました。最後までお祭り騒ぎで見てくださいますか~!」と会場に呼びかけると、ファンは大歓声で応えた。

 また、25日に行われた「AKB48グループ対抗 大運動会」の話題では、大場美奈(23)が「1位は取れなかったけど、2~4位までをSKEが独占しました」と報告。最後の競技・チーム対抗リレーでは、メンバーの頑張りに宮澤佐江(25)が感動で号泣したほどSKE勢の奮闘が目立った。

 しかし、不参加だった玲奈は「私は出てないので、私の走りを知らないでしょ。ウオーミングアップはできてます!」と急きょステージ上での全力疾走を宣言。足が速い山田樹奈(17)と2人で競争することになったが、玲奈は途中で息切れし、完走もできずじまいだった。「ダメだね…ここで疲れちゃったね」と玲奈が苦笑すると、メンバーからは「オバちゃん!」と笑い声が飛んだ。

 運動が苦手な玲奈は「私は体力測定で判定不可だったんですよ。でも、唯一、ちょっと点がもらえたのが反復横跳びだったんです」と自慢げに明かした。