10月から新潟市で始動するアイドルグループ「NGT48」の北原里英(24)が先月30日、キャプテンとしての意気込みを語った。

 北原は、同グループの西潟茉莉奈(19)、荻野由佳(16)と都内で行われた「新潟ふるさと名物商品PR大使就任式」に出席。「この前、NGTのメンバーも決まって、12人が新潟出身。その子たちからも少しずつ新潟のことを聞いて、魅力を広めていけたら」とあいさつした。

 NGT48メンバーとしては、今回が実質的な初仕事。7月25日に行われた1期生の最終オーディションで22人が合格するなど、グループが動きだしている。

 報道陣から「新潟には新潟スタジアム(デンカビッグスワンスタジアム)があるが、グループの目標は?」と問われると北原は「言わせる気満々じゃないですか」と笑いながらも「時間はかかると思うけど、そこでコンサートできたらいい。頑張りたいと思います」と続けた。

 泉田裕彦新潟県知事(52)は「どんどん、歌、踊り、文化を発信してほしい。ビッグスワンは4万人、あとは県民会館もある。ゆくゆくは新国立競技場でやってほしい」とエールを送る。ただイベント業界関係者は新潟ならではの厳しさもあると指摘。

「新潟はビッグスワンや3万人収容の『HARD OFF ECOスタジアム』があるが、その下は5000人規模。もちろん5000人を安定して集められるようになるのも大変だが、その次は一気に3万人になる。相当頑張らなければいけない」

 東京、大阪、名古屋、福岡など、他のAKBグループがある都市には、いずれも1万人規模の会場があり、イベントやライブが行われている。北原は「AKBグループの中でNGTは最後なので、速足で追いつけ追い越せでタッタカターと行きたい」と決意を語ったが、その言葉通り先輩グループを追い越すことができるか?