4月に8周年を迎えたAKB48チーム8が躍進中だ。47都道府県代表で構成される同チーム。栃木県代表の本田仁美(20)が18日発売の最新シングル「元カレです」で初センターを務めれば、他のメンバーも活躍の場を広げている。東京スポーツは、関東メンバーが顔を揃えるチバテレの冠番組「AKB48チーム8のKANTO白書 バッチこーい!」(5月15日、6月5日、6月19日、7月3日放送予定)に潜入。収録後、出演する本田、吉川七瀬(23)、小田えりな(25)、岡部麟(25)が考えるグループの〝展望〟を語ってもらった。


 ――日韓ガールズグループ「IZ*ONE」の活動を終え、AKB48に復帰した本田さんから、アドバイスを受けることもある?

 小田 指導はめっちゃしてくれます! 生き方の指導も。私がすごく肌が荒れてしまった時があって。「どうしてだろう?」と相談したら、「ポテチ食べてるからじゃない?」って言われて…。

 岡部 ひぃちゃん(本田の愛称)に聞かなくても誰でもわかるよ(笑い)。

 小田 それからひぃちゃんが「その日食べたもの全部写真送って!」と言ってくれて。

 本田 でも、言ったのに1回しか送ってくれてない。

 小田 サラダを食べた時しか送らない(笑い)。

 本田 その後、ツイッターに「ラーメン食べました」とか、インスタグラムのストーリーで「マカロン食べた」とか載せていて! この前も楽屋で隠れてマカロン食べてた!

 岡部 (小田と共演した)舞台の時、毎朝駅で売っているマカロン買って毎日食べてた…。

 小田 だからめっちゃ肌荒れてたもん…秘密にしてた(苦笑い)。

 ――(笑い)。本田さんからパフォーマンス的なアドバイスは?

 岡部 ダンスの指導では言葉で分かりやすく言ってくれる。それに自分が言うからには、それなりのレベルに持っていかないとなっていうのが本人の中にあって。自分に対しても厳しい。「この人についていきたい」と思えるセンターです。

 ――チーム8メンバーにとっても、本田さんの存在は大きい

 岡部 同じスタートを切った仲間が、みんなとは違うルートで頑張っていて。チーム8に「夢へのルート」っていう曲があって、その歌詞を体現している人だなって思います。自分たちとは違う道、努力の仕方でセンターに選ばれて。でも偉そうにせず、同じ目線でやり方や伝え方を考えて、グループを引っ張っていこうと思ってくれているんだなっていうのが分かって。支えたいもそうだし、ついていきたいもあるし、いろんな感情にさせられる存在です。

 本田 褒め上手ですね(笑い)。

 岡部 ウソ言っているみたいになるじゃん(笑い)。本音です!

 本田 「根も葉もRumor」がすごく話題になったからこそ、「それを超えなきゃいけない」っていう思いが個人的にもあります。そのタイミングで初めてセンターに立たせていただいたので責任だったり、プレッシャーも感じることはあるんですけど。でも自分らしく頑張りたいし、新しいAKB48の一面を世間の方にも見ていただいて、興味を持ってもらえたらいいなと思います。あとは街を歩いている時も、AKB48の楽曲がたくさん流れていたらうれしいなと思います。

 ――今はSNS全盛の時代。グループの「会いに行けるアイドル」「劇場で日々頑張っている」など良さが伝わりづらい面も。コロナ禍の影響も以前としてある

 吉川 コロナ禍になってから会える機会が少なくなっちゃたり、声を出して応援できかったり、もしかしたらファンの方のモチベーションも低くなっているのかなと不安になる時もある。でも、早くそんな時代が終わってほしいですし、それと同時にAKB48を花が咲いたらと思いますね。「バッチこーい」も普段は観覧のお客さんがいて、その方が盛り上がります!
 
 小田 AKB48は劇場からスタートしたアイドルです。大切にしている劇場公演を見に行きたいと思ってもらえるように、テレビなどでのパフォーマンスを頑張りたいです。個人としても歌をもっと練習したい。ソロライブで「あ、この人の歌いいな」と思ってもらえれば、「AKB48の劇場公演も見てみたいな」という思いにつながる。日本全国の皆さんに思ってもらえるように、これからも精一杯頑張っていきたいと思います。

 岡部 「根も葉もRumor」を経て、「元カレです」で盛り上がっているし、さまざまな層の方から反響もあって手応えは感じているんです。でも、選抜メンバーと選抜メンバーを応援しているファンの方は露出していて、露出しているから盛り上がってはいる…けど、じゃあそうじゃないメンバーとファンの方は温度差を感じて「ちょっとな」って思っている人もいると思うんです。

 ――グループとしての一体感が大事になる

 岡部 ひぃちゃんとか1列目で踊っている子たちは新しいファンを捕まえる役割があると思うんです。私はどちらかと言うと、内輪でみんなで頑張ろうっていうところに力を入れて、輪を広めていかないとなって思っています。自分の役割を上手く見つけて、ちゃんとグループとしてメンバー全員、そしてファンの皆さんが盛り上がれるような動きをしていきたい。個人としては、テレビ番組や舞台などで、どれだけ自分を知ってくれたり、応援してくださる人を増やせるか。それがグループにもつながるし、知ってくれる人を増やせるかという部分に力を注いで頑張りたいなと思っています。

 ☆ほんだ・ひとみ 2001年10月6日生まれ、栃木県出身。14年、各都道府県の代表からなるチーム8の栃木県代表として加入。チームA兼任。

 ☆おかべ・りん 1996年11月7日生まれ、茨城県出身。14年、各都道府県の代表からなるチーム8の茨城県代表として加入。チームA兼任(元チームAキャプテン)。

 ☆おだ・えりな 1997年4月25日生まれ、神奈川県出身。14年、各都道府県の代表からなるチーム8の神奈川県代表として加入。チームK兼任。

 ☆よしかわ・ななせ 1998年7月21日生まれ、千葉県出身。14年、各都道府県の代表からなるチーム8の千葉県代表として加入。チーム4兼任。