“玲奈ショック”がSKEファンを直撃した。アイドルグループ「SKE48」の松井玲奈(23)が11日未明、ニッポン放送「AKB48のオールナイトニッポン」に生出演し、8月いっぱいでのグループ卒業を発表したことにファンは激しく動揺。

 SKEをNHK紅白歌合戦3年連続出場の人気グループに押し上げた立役者があと2か月半でいなくなってしまうという現実に、ファンからは「8月って早すぎる」「信じられないよ」と悲鳴が上がっている。

 松井珠理奈(18)とともに“ダブル松井”としてSKEを支えてきた玲奈だが、握手会では常に1番長い行列ができていた。一時はAKB48のエースだった前田敦子(23)よりも個別握手会の握手券が取りづらくなったこともあるほどで、SKEファンを最も増やしてきたのは間違いなく玲奈だった。大のSKEファンとして知られる元競輪GP王者の加藤慎平選手(37)も「松井玲奈ちゃんは本当に特別な存在なんです。もう二度とこんなメンバーは出てこないかもしれない。卒業したらその功績をたたえるためにも、名古屋・栄のSKE劇場に東京のAKB劇場の方角に向かってにらみをきかせる“松井玲奈像”を建て、なおかつ名鉄百貨店前のナナちゃん人形を松井玲奈仕様の“レナちゃん人形”にするべきです」と言うほどだ。

 そんな大功労者がグループを去るとあってファンの間では早くも卒業コンサートに向けた動きが出ているという。あるSKEファンによると「すでに全国各地のSKEヲタたちが一斉に動き出してます。野球がない日の名古屋のホテルをみんな押さえに入ってますよ」というのだ。

 SKEは玲奈を送り出すため8月に名古屋でコンサートを行う予定でいる。昨年2月のナゴヤドームコンサートを2日間連続で満員にしたSKEだが、玲奈の卒業コンサートとなればそれを上回るチケット争奪戦となるのは必至。それだけに日時も場所も未定にもかかわらず、SKEファンはナゴヤドームでの開催を想定して中日戦が行われない8月の日程をチェックし、宿泊先の確保を行っているというわけだ。

「名古屋には日本ガイシホールという1万人規模の会場もありますけど、玲奈ちゃんの卒業コンサートをやるには小さすぎて入れないヲタが続出するでしょう。だからナゴヤドームでやった方がいいでしょうね」(加藤)。福岡・ヤフオクドームで行われたAKB選抜総選挙の経済効果は約20億円とも報道されていたが、ナゴヤドームでの卒業コンサート開催となれば玲奈が地元・名古屋にもたらす経済効果もかなりの金額に上るはず。いずれにしろ卒業するまでの間、まだまだ“玲奈狂想曲”は続きそうだ。