【躍進目指せ!6・6AKB48選抜総選挙 SKE48名古屋発ニューヒロイン(6)宮前杏実】

 SKE48のセンター経験者として、これまでと違った意識で総選挙と向き合っているのが宮前杏実(17)だ。新曲「コケティッシュ渋滞中」では前曲で務めたセンターからまさかの最後列へ。ショックを受けながらも、気持ちをリセットして新たなスタートを切る決意を固めている。20日発表の速報順位は68位。再びゼロポジションを手に入れるためにも、今回の総選挙では絶対に結果を残したい——。

 ——前回シングル「12月のカンガルー」でセンターに抜てきされた

 宮前:選抜になったメンバーを祝福する気持ちでいたのですが、まさか自分が…。驚きでした。

 ——センターに立って見えた景色は

 宮前:ただセンターにいるということではないんだなと…。いろいろ考えました。

 ——どんなこと

 宮前:今まで周りが見えていたと思っていたのが実際は全然見えていなかった。ダンス、発言、すべて含めてこんなにも大変でいろんなこと考えながらやらなきゃいけないんだなと思いました。

 ——新曲の選抜発表を聞いた時は

 宮前:握手会で発表されたんですけど、私はその場にいなかったんですよ。今村さん(前支配人)からの電話で知りました。“選抜入りしました。センターではないけどこれからも頑張って”という言葉をいただきました。

 ——その時の気持ちは

 宮前:どこかで分かっていたことなので…。

 ——次はセンターでないと

 宮前:やっぱりそういう気持ちでいました。自分の中でずっと。だから「12月のカンガルー」でセンターをやっている時は悔いの残らないようにやろうと思っていた。それとすぐに(Wセンターだった北川)綾巴に電話しました。綾巴が次もセンターだと思っていたので心配だったんです。その時は電話が通じなかったんですけど後日、会っていろいろ話しました。「また(センターに)戻ってこようね」と2人で約束したんですけど、複雑だったんですよね。私は…。

 ——複雑

 宮前:Wセンターだけど本当のセンターは綾巴だと思ってました。私は支えるつもりでやっていたので。

 ——それはなぜ

 宮前:何でだろう。(北川が)後輩というのもあるし…。やっぱり自分に自信がないから。(北川から)「戻ってこようね」と笑顔で言われて「うん」って答えたけど、やっぱり不安で…。もう少し自信をつけたいですね。

 ——新曲では立ち位置が最後列。1番前から1番後ろになったのはショックだったのでは

 宮前:それはショックでしたね。だけど、ここで自分ができることを考えろと言われているのかな。ここからが新たな人生なのかなと。

 ——新たなスタート

 宮前:センターが終わると同時に私的にはひと区切りしてしまったので、もう一度一からスタートだと思っています。でもまたやりたいですね。センターを。

 ——センターを経験して迎える総選挙

 宮前:ファンの方が“一緒に頑張ろうね”とすごく言ってくれるんです。去年までとは違う。本気なんだなと思って。そこからですね。自分もちゃんと向き合わなきゃと思いました。意識しなきゃなと。違う意識でいますね、今までとは。

 ——目標順位は

 宮前:ずっと20位と言っているんです。普通に考えたら無理じゃないですか。夢は大きく。上は全然あるので。

 ——センター経験者としてランクインしなければという気持ちはある

 宮前:それはすごく言われます。ファンの方からも。やっぱり意識しますね。

☆宮前杏実(みやまえ・あみ)1997年9月9日生まれ、愛知県出身。ニックネームは、あんみ。チームS所属。2011年10月にSKE48第5期生オーディションに合格。16枚目のシングル「12月のカンガルー」では初選抜でセンターに大抜てき。昨年の総選挙では速報で53位だったものの最終結果は圏外だった。