【躍進目指せ!6・6AKB48選抜総選挙 SKE48名古屋発ニューヒロイン(1)江籠裕奈】

 今年もAKB48選抜総選挙の季節がやってきた。名古屋・SKE48からは66人が立候補したがエース・松井玲奈(23)の辞退に加え、昨年のランカーのうち6人が卒業とこれまでにない厳しい戦いとなっている。そこで本紙は、今年初ランクインが期待される若手メンバー8人を直撃。総選挙に懸ける決意を語ってもらった。第1回は新曲「コケティッシュ渋滞中」で初選抜入りを果たした江籠裕奈(15)が登場。天使のような笑顔の内側に秘められたSKEへの熱い思いとは——。

 ——ニューシングルで初選抜入りした

 江籠:14歳の1年間の目標として「SKEの選抜になる」とファンの方と約束していたので、ギリギリだったけど目標をかなえられたことがうれしかったです。

 ——前回シングル「12月のカンガルー」では選抜入りできなかった

 江籠:同期の宮前杏実ちゃんと後輩の北川綾巴ちゃんのダブルセンターが発表されてすごく悔しかったです。でもセンターの2人を陰で支えたいと思ったし、くよくよしてちゃダメだと気持ちをすぐ切り替えました。選抜がいない公演で自分がどうアピールするか、どうしたらSKEのことをもっと知ってもらえるかといろいろ考えながら、選抜を目指してきました。

 ——選抜はどう?

 江籠:環境が変わりました。歌番組とか雑誌の取材は選抜にならないと呼ばれないし、自分の衣装、自分の立ち位置でとなると気持ちが違う。そして考えることが多くなりました。

 ——どんなことを

 江籠:選抜の中で自分の立ち位置は前の方ではないんですよ、今。だけど歌番組で映る一瞬の機会を無駄にできないし、そこで自分をどうアピールできるのかとか考えますね。

 ——今の立ち位置に満足してない

 江籠:してないです。

 ——今年に入ってSKEから卒業するメンバーが続出。ファンの間からは「SKE大丈夫なのか」と心配する声もあがった

 江籠:1期生の先輩の卒業とかあってファンの方も心配してたと思う。ここからは新しいSKEを作っていくために私たち後輩が頑張らないといけない。私は5期生なんですが、5期生も卒業するメンバーが多くて最初13人だったのが、もう5人になりました。

 ——5期生は選抜メンバーになっても、そこで辞めてしまう人が多い

 江籠:でも自分の夢を追い掛けての前向きな卒業なので私は応援したいなという気持ちでした。

 ——これまで辞めようと思ったことは

 江籠:つらいと思うことはあるけど卒業を考えたことは一度もないです。SKEがない生活は考えられない。それくらい生活の一部じゃないけど自分の中でSKEが中心になっています。それに、まだSKEでやれることがあると思うので。

 ——それはどんなこと

 江籠:これからのSKEを作っていける人になりたいし、いつかは真ん中に立てるような人になりたいと思っています。

 ——いつごろからそう思うようになったのか

 江籠:選抜に入ってからじゃないかな。選抜に入った今、次の目標は何かと聞かれたら、今回の選挙でもあるし、もっと前の立ち位置で踊ることだと思うので。

 ——選抜として迎える総選挙は違うか

 江籠:違いますね。今回が私にとって4回目の総選挙なんですよ。今まで圏外で…。去年は同期がたくさんランクインしたんですよ。それがうれしかった半面、悔しくもあったので今年こそは…。まずは自分の順位をもらうことです。

 ——選抜総選挙は年齢の若いメンバーがランクインするのは難しい。まだ15歳だし、ランクインしなくてもあまり気にしなくていいのでは

 江籠:いやあ、今年入らないとちょっと…。頑張ります。それくらい今年の総選挙に懸ける思いは強いです。

 

☆江籠裕奈(えご・ゆうな)=2000年3月29日生まれ、愛知県出身。ニックネームはえごちゃん。チームKII所属。2011年10月にSKE48第5期生オーディションに合格。最新シングル「コケティッシュ渋滞中」で初選抜入り。選抜総選挙は3回連続で圏外。