AKB48グループじゃんけん大会で優勝した渡辺美優紀(21=NMB48、SKE48)のソロデビューシングル「やさしくするよりキスをして」(24日発売)のミュージックビデオ(MV)が12日、初公開された。“聖子ちゃんカット”の渡辺の姿が話題を集めている中、ファンの間で期待されているのが、なりきり聖子ちゃん?のままでの紅白出場だ。本家・松田聖子(52)も出場するだけに共演チャレンジに注目が集まっている。


 1980年代のアイドルをテーマにしたジャケット&アーティスト写真で、デビュー当時の聖子をほうふつさせる“聖子ちゃんカット”と話題を集めたみるきーこと渡辺。初公開されたMVももちろん聖子ちゃんカットで熱唱している。アイドルデビューを目指す女の子と男の子の切ない恋を描いたドラマ仕立ての作品で、登場するテレビや車、マイクなど80年代を思い出させる小道具の数々も見どころの一つだ。


 渡辺は「初めてのソロのMVということで緊張しましたが、とても楽しかったです。80年代に、アイドルを夢見る女の子がオーディションを受け合格してテレビ番組に出るという物語なのですが、男性も女性も見ていて胸キュンしてもらえると思います。ぜひ見てくださいね」と猛アピールした。


 ファンからは「かわいい!」と絶賛する声が、早くも寄せられている。中でも一部の年配ファンからは「ぜひこの姿で紅白歌合戦に出場してほしい!」と熱望する声も。


「今年は初めて大トリを聖子が務めるようなので、往年のアイドルファンは盛り上がりを見せている。その中にはあのころの“聖子ちゃんカット”が強く思い出に残っている方も多いでしょう。ネット上では渡辺も本家に劣らずお似合いと評判で、紅白にもその姿で出てほしいという声が多く上がっている」(芸能プロ関係者)


 NMB48、SKE48兼任メンバーの渡辺だけに、両グループが出場する今回の紅白には、2度ステージに立つことも可能だ。NMBはグループ衣装で、SKEはソロ衣装で出場することも考えられる。


 ある芸能関係者は「聖子は大トリと言われている。さすがに一緒にステージに立って歌うことはできないでしょうが、大トリということは歌い終わればエンディング。そのときはどのタレントがどこに立つかは決まっていない。そこで聖子ちゃんカットをした渡辺がグッと入り込んで聖子ちゃんの横に立てれば、渡辺のことを知らない往年の聖子ファンでも、ド肝を抜かれますよ」。つまり共演チャレンジするのも面白いというわけだ。


 今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」。テレビの前で渡辺ファンの息子が声援を送る横で、父親がデビュー当時の聖子の思い出を語れば、今年のテーマに添う光景にもなりそう。実現すれば、紅白にもう一つの見どころが誕生することになる。