SKE48は、12月10日に発売する16枚目のシングル「12月のカンガルー」でフレッシュコンビを大抜てきした。松井珠理奈(17)と松井玲奈(23)の“W松井”に代わってダブルセンターを務めることになったのが宮前杏実(17)と北川綾巴(16)の2人。宮前はSKEに入ってから丸3年かけての初選抜入りで、いきなりのセンターだ。新たに“名古屋の顔”となった宮前が語るセンターとしての覚悟、そして決意とは――。

 ――ニューシングルで初の選抜入り、そしてセンターとなった

 宮前:前回のシングル「不器用太陽」で選抜に入れなかったのと、総選挙(速報53位だったものの最終結果は圏外)が重なって、結構ダメージが大きくて…。だから今回は(選抜に)入りたいなというのはありました。

 ――どういう状況でセンターを告げられたのか

 宮前:名古屋のレッスン場にSKE全員が集められて、その場で新曲の選抜メンバーが発表されました。最初に今村支配人が「今回はセンターが変わります。ダブルセンターです」と…。

 ――その時、自分がセンターだと思った?

 宮前:いや思わないですよ。私は(北川)綾巴を想像してたんです。でもあと1人いるじゃないですか。最初に綾巴の名前が呼ばれて、次が私で本当に驚きました。ガチな驚きというか、人間って心から驚くと何も考えられないんだなという…。人生で一番驚きました。

 ――これまでSKEのセンターといえばダブル松井だった

 宮前:発表された後、珠理奈さんがすぐ、私たち2人に話をしてくれて…。これからのこととか、今はこうした方がいいよとか。(SKEのセンターは)今まで自分が作り上げてきたものだし、そこにかける思いは珠理奈さんしかわからないことだったので、いろいろと教えていただきました。

 ――松井玲奈からは

 宮前:玲奈さんはお仕事があって、発表の場にはいなかったんです。でも会った時に「よかったね。支えるから」と言われました。玲奈さんは私が研究生のころから「頑張れば絶対に選抜に入れるから」って言ってくださったんですよ。正直、途中であきらめかけたこともあったんですけど、その時のことを思い出しましたね。

 ――ダブルセンターを務める北川とは

 宮前:結構会うたびに話してます。発表があった日は動揺しすぎて何も話せないまま終わったんですけど、次の日から冷静に2人で話をできる機会があって。印象に残ってるのが、綾巴が「私たちが本気で頑張らないとSKE終わりますよね」と言ってきたんですよ。それがすごくストレートで、胸にドーンときました。今までは何も言わない子なのかなと思ってたんですけど、綾巴ってこんなに強くて繊細な子なんだなと思いました。

 ――グラビアを解禁したが、これはセンターになったから?

 宮前:そうですね。それが大きいです。それまで(水着は)やりませんとずっと言っていたので。

 ――それはなぜ

 宮前:お母さんやお父さんに合わせる顔がないなと。恥ずかしいなと思っちゃって。

 ――両親の反応は

 宮前:うーん…っていう。ちょっとあまり納得してない感じなんですけど…。でも何でも応援してくれるので。(グラビア撮影が)決まった時は一生懸命やりなさいと言ってくれました。

 ――センターとしてSKEをどう引っ張っていく

 宮前:パフォーマンス的に“魅せたい”です。昔、ファンの方が「(ステージを見て)感動したよ」って泣いてくださったことがあって。それがずっと頭の中に残っていて…。“魅せたい”ということをずっと目標に掲げているので、認めてもらえるように頑張ります。

☆宮前杏実の直筆サイン入り色紙を1人にプレゼント。希望者はハガキに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、感想を明記のうえ、〒462―8530 中京スポーツ「宮前杏実」係まで。29日必着。