アイドルグループ・AKB48チーム8の宮城県代表(チームB兼任)の佐藤朱(さとう・あかり=24)が8日、自身のツイッターに投稿した動画で、グループからの卒業を発表した。

 佐藤は「私、佐藤朱はAKB48を卒業します。私なりに何度も悩んだ中でアイドルの世界とはまた違った新たな環境でこれまで学んだことを生かしていきたいと考えるようになりました」と報告した。

 2014年4月にAKBチーム8に宮城代表メンバーとして加入。高校時代には宮城県高等学校総合体育大会テニス大会ではシングルス準優勝・ダブルス優勝などの実績を持ち、宮城県高体連テニス専門部でのポイントランキング・ダブルス1位に輝いた。

 発表後、佐藤はグループの公式ブログにもコメントを寄せ、「7年前、AKB48チーム8のメンバーとして活動させていただくことになって以来、会いに行くアイドルとして、たくさんのファンの方々と楽しい時間を過ごすことができました」と感謝。その一方で、「この一年、新型コロナウイルスの影響で多くのコンサート、イベントや握手会、たくさんのお仕事が中止や延期になり、ファンの皆さんにお会いできない日々が続き、とても悔しい思いをしました。もっとファンの皆さんの前でパフォーマンスをしたり、握手会で直接お話ししたかったです」と悔しさをにじませた。

 悩み抜いて卒業の決断をしたことを明かし、約7年間のアイドル生活について「ファンの皆さん、メンバー、スタッフさん、たくさんの方々の支えがあったおかげです。これまで様々な経験をさせていただき、その日々はかけがえのないものでした。思い出の一つ一つが宝物になっています」と感謝をつづった。

 今後については「これからは芸能界とはまた違ったステージで、自分を成長させていくことができるように精進していきたいと考えています」と、芸能界を引退し、3月中の卒業を予定している。なお、最終活動日などは改めて発表される。