アイドルグループ「SKE48」の松井珠理奈(17)が8日、17歳の誕生日を向かえ、昼に名古屋・栄のSKE48劇場で行われたチームS「RESET」公演、夜に東京・秋葉原のAKB48劇場で兼任するAKBチームK「「最終ベルが鳴る」公演へ“はしご出演”。それぞれの公演で生誕祭が行われた。

 昨年はスケジュールの都合で実現できなかった同日生誕祭が今年実現した。昼にはホームSKE48劇場でチームS「RESET」公演に参加。終盤に最新シングル「未来とは?」を披露し終えるとハッピーバースデーの歌とともに青いバラの花束と特製バースデーケーキが贈られた。

 生誕祭恒例のお祝いの手紙は同じ1期生の大矢真那(23)から。「世界一輝く17歳の珠理奈でありますように。珠理奈が『真那』と呼ぶ限り、私は『何?』と応えられる場所にいたいな。珠理奈に幸あれ」と言葉を送られると、珠理奈は瞳を潤ませながら「お母さんみたい(笑)」と返しと場内は笑いに包まれた。

 兼任するAKBチームKの公演では同じくSKEとの兼任メンバー古畑奈和(17)と「すごいパワフルだね」といわれることが多く自信になっているといい「それはSKEで培ったものがあるらからこそ、発揮できると思う。奈和ちゃんとよく話すんですが、チームKにいるときは私たちを見た人が『SKE48の公演に行ってみよう』って言ってもらえるように一緒に頑張ろうねって言っています」。兼任についても「少しでもSKEのために、SKEの成長につながったらいいなと前向きに考えていることができています」といい「ファンの皆さんがいて、支えてくれるメンバーがいて、スタッフさんがいて、SKE48という場所があるから私はどこに行っても自分らしく頑張っていけるなっていうのを本当に感じた1年でした」と感謝を述べた。

 その後はチームK公演出演のために新幹線で名古屋から東京へ移動。4時間後、秋葉原のAKB劇場に立った珠理奈だが、移動の疲れも見せないパフォーマンス。トークでは車をお題に「車が来るまで毛布に“くるま”って待っている」と得意のダジャレを披露と頭も体もフル稼働だ。

 メンバーの古畑から「私にとって大切な存在」と語られると珍しく照れを見せた珠理奈。東京でのお祝いの手紙は母親から。多忙な日々を心配しねぎらう言葉や、自分の娘として生まれてきたことへの感謝が代読した藤田奈那(17)に読み上げると珠理奈は大粒の涙。うつむき肩を震わせている珠理奈にチームKキャプテンの大島優子(25)は「頑張っているよね、珠理奈」と声を掛け、ふたつのチームを兼任する後輩をたたえた。


 2か所での生誕祭を終えた珠理奈は「うれしいこと、あり得ないことだな思います。どちらも大切ですし、どちらの公演にも出たい気持ちがあったので、実現したことがうれしいし、運命だなと感じています」と感謝。最後は笑顔で今日は本当にありがとうございました」とあいさつし、多忙となった17歳最初の一日を終えた。

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