NMB48の「さや姉」こと山本彩(20)が、AKB48グループ総監督を務める高橋みなみ(22)の“後継者”に急浮上した。持ち前のヤル気と責任感の強さで、すでにメンバーから一目置かれている存在。現在はNMBチームNのキャプテンを務めている山本が、大出世するのか。

 結成から9年目に突入したAKB48。SKE48、NMB48、HKT48ら姉妹グループが誕生後、SNH48、JKT48といった海外を拠点とする姉妹グループまで存在する。前田敦子(22)、篠田麻里子(27)、板野友美(22)ら初期メンバーに続き、今年は大島優子(25)の卒業も決定した。今月24日には、48グループメンバーの大シャッフルが予測されるイベント「AKB48グループ 大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」が開催される。タイトル通り“世代交代”も色濃く反映されるだろうが、総監督・高橋から山本へのバトンタッチも水面下では検討議題に入っているという。

「正直言って、AKBグループはたかみな(高橋の愛称)におんぶに抱っこだったところがある。コンサートやイベントでは1人で300人を前に指示を出したり、動きの確認をしているほど。しかし、たかみなも卒業を考える時期に来ている。世代交代を考えるなら、彼女の“後継者”を育てることが重要。その有力候補に山本がいるのは間違いない」(ある芸能プロ関係者)

 山本自身も事あるごとに「48グループを背負っていける人物になりたい」と語っており、高橋の口から将来の後継者に指名されたこともある。

 NMB48は大阪・難波を拠点とする。山本が全国で活動していくには地理的に難しいと思われるが、24日に行われる組閣イベントでAKB入りも検討されているという。

 ただ、前出の芸能プロ関係者によれば、山本1人が高橋の後継者というわけではないという。

「AKB48の横山由依(21)もリーダーシップを認められている。横山はAKBと兼任してNMBメンバーだった時期があったんですが、山本とグループの将来について何度も話し合うほどお互いを信頼しています。総監督のような立場を2人で請け負う可能性が高い。立場は違いますが、そこにはHKT48の指原莉乃(21)も加わることになるでしょう。いわゆる“合議制”といった感じでしょうか」

 運営サイドも結果的に“総監督”を高橋1人に背負わせてしまっただけに、今後は責任を分担させる方針。

 山本にも「総監督」とは別の肩書が用意される予定だ。

 山本が本格的に後継者として歩きだすのは今月か、はたまた…。いずれにしろ今年中には何らかの動きがあるだろう。