アイドルグループ「NMB48」吉田朱里(24)が16日、自身のユーチューブチャンネルで生配信を行い、グループからの卒業を発表した。

 この日、24歳の誕生日を迎えた吉田は自身のチャンネル「アカリンの部屋」で、大阪・難波のNMB48劇場から3時間の生配信を実施。ステージ、客席にいるメンバーの相談に応じるというもの。

 終盤なると画面上に「発表まで15分」のカウントダウンがスタート。0になったところで、吉田は「この企画をやらせていただいたのには理由がありまして、ここでファンの皆さん、メンバーのみんなにお伝えしないといけないことがあります。私、吉田朱里はNMB48を卒業します」と発表。

「NMB48が今年の10月で10周年を迎えます。私もアイドル10周年、一つの大きな節目でもあるので、卒業発表をしようとずっと決めてました」と説明。ただ、コロナ禍であり、ライブ活動などができず、グループの今後がどうなるか分からない状況であることから発表することを迷ったという。

 それでも「自分がやりたいことが、この先のお仕事が決まっていく中で、今ここで決断しないと、きっと、ずっと後悔したまま、グループに在籍することになる」と考えを改めた。「頼もしい後輩メンバーがたくさんいる中で、私がいることでチャンスを奪ってしまうんじゃないかなというふうに思ったので卒業を決断しました」と客席にいるメンバーに語りかけた。

「なんとなく受けたオーディション」から始まったアイドル人生。「自分には向いていない」「最初は3年くらいで辞めようと考えていた」というが、「いつの間にかNMB48というグループに無我夢中になっていて、気づけば10年がたっていました」と振り返った。

 今後については「次は“憧れのアイドル”ではなく、“憧れの女性”とたくさんの方に言ってもらえるよう、24歳となった今日、新しい一歩を踏み出そうと思います」とコメント。静まり返る客席のメンバーに向かい「NMB48のためにできることを最後まで全力で取り組み、NMB48はみんなの夢への第一歩をちゃんと踏み出せる場所なんだということを、後輩メンバーに伝えていければ」と語りかけた。

 なお、卒業時期は未定。