新潟県を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」が21日、新潟市のNGT48劇場で、「今後の活動に関する発表会」を開催した。

 グループ運営会社「Flora」の岡田剛社長(42)は活動指針について「地元や地域の素晴らしさを全国に伝え、多くの人に愛されるグループ」と発表。その上で、新たな活動ルール・施策を決め、罰則を強化することを明かした。

 暴行事件をめぐる一連の騒動の過程で、一部メンバーとファンとのプライベートでの交流も問題視された。

 岡田社長は「活動ルール」として、「SNSのDM(ダイレクトメール)機能禁止」「SNSのサブアカウント禁止」「ファンとのやりとり禁止」「ファン接触時の即時報告」の4点を挙げた。

 ルール違反時の対応として、違反内容を速やかに公表の上、内容と回数を考慮し「活動制限」「活動休止」「契約解除」のいずれかとする旨を明らかにし、違反発覚時の処分決定などについて「いずれのタイミングにおいても速やかに公表します」と約束した。

 また、社会貢献活動や防犯研修などを行うことも発表。メンバーとの定期的な面談を行い、コミュニケーション不足の解消にも務めるという。

 さらに、新しい取り組みとして「(仮)NGT48を支援する会」の設立を明らかにした。

 岡田社長は「ファンのみなさまにも助けていただいて、NGTのことを一緒に考えていきたい。ファンの方から教えていただきことはたくさんあります。運営サイドとファンのみなさまがしっかりコミュニケーションを取れる場があった方がいい。ファンのみなさまに力添えをいただいて、一緒にNGT48を前に進めていきたい」と説明。ファン、メンバー、運営から代表者を含めて20~30人程度の規模になることを報告した。