STU48の「船上劇場公演」来春メドに終了「違った形で船上や港での活動を進めて参ります」

2020年07月09日 17時00分

来春をメドに役目を終える船上劇場「STU48号」(C)STU

 瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が9日、船上劇場「STU48号」での公演を来春をメドに終了することを発表。来春以降は専用劇場を持たない形で、活動していくことが分かった。

 この日、グループ公式サイトで「STU48の公演活動について」と題して発表。これまで48グループ初の船上劇場「STU48号」を専用劇場として公演を行ってきたが、「継続的な公演の開催を望まれるファンの皆様の声に応えるべく、今後は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら、瀬戸内エリアを中心に、会場を固定せずに各地を巡って公演を開催することといたします。状況に応じて臨機応変な対応で公演を開催することで、より多くのファンの皆様に会いに行く機会を作って参ります」と活動の転換を記した。

 さらに、「これに伴い来春をめどに『STU48号』は、その役わりを終えさせていただく予定ですが、海に育てられたSTU48として、引き続きまた違った形で船上や港での活動を進めて参ります」と報告した。

 STU48キャプテンを務める今村美月(20)もコメントを発表。コロナ禍で公演が行えない状況が続いており、「みなさまに会いに行くことができず、とても悲しい気持ちと残念な気持ちがたくさんありました。そんな中、今回のことが決まり、みなさんに伝わることになった今もまだ自分たちの専用劇場がなくなるという実感が湧きません」と心境を明かした。

 フェリーを改造した船上劇場は、全長77・8メートル、全幅12・5メートルで、観客は約300人を収容。当初は17年夏に出航を予定していたが、18年夏に延期され、さらに19年春に延期。同4月16日に初日公演を迎えていた。

 当時を振り返り、今村は「出航が決定した時はすごくうれしく、STU48号というメンバーが1人増えるようなわくわくな気持ちでいっぱいでした。公演でも、たくさんの方にパフォーマンスをお届けしたかったし、2期研究生のみんなにも船での思い出をたくさん作ってほしかったなと思います。何より瀬戸内7県で船を待ってくださっていた方々に、こういう状況にならなければもっとたくさん会いに行きたかったという悔しい気持ちでいっぱいです」と無念さをにじませた。
 それでも「この決断は寂しいばかりではなく、広域なグループだからこそ、みなさんにもっと会いに行けるよう、そのための一歩だと信じています。早くこの状況が落ち着き、みなさまと以前のようにお会いできることをSTU48メンバー一同楽しみにしています。STU48号との残された時間を大切にしていきます!」と前を向いた。

 関係者によれば、STU48号での公演は来春までは、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら、できる形で公演やイベントを行う予定だという。

 来春以降、船上劇場での公演の有無について、関係者は「STU48号での公演は来春までとなります。具体的な日程は追って発表させていただきます」と回答。劇場の処遇についても「その後につきましては未定です」とし、今後、船以外の専用劇場を持つ可能性には「現状は予定しておりません」と話した。

 現在、公演を再開する上で新型コロナウイルスの感染防止対策は必須。STU48号の会場条件では「公演開催が難しい状況が断続的に訪れる可能性が高いと予想しております」と苦渋の決断だったことを告白。会場を1か所に決めないことで、「その時々に応じた感染防止対策について対応可能な会場を、臨機応変に選んで公演を開催して参る予定です」とし、今後も活動拠点である瀬戸内7県を巡って公演を開催していきたい意向を明かした。