HKTとNGTを支援する新会社設立 アイドル界「コロナ後」を見据えた戦略

2020年05月28日 17時00分

 緊急事態宣言は解除されたが、さまざまな業界で新型コロナウイルスの感染防止策を求められている。そうしたなかアイドル界では、“アフターコロナ”の動きが盛んになってきた。

 27日には、アイドルグループ「HKT48」を運営するMercuryと、「NGT48」を運営するFloraの両社を支援、統括する持ち株会社として新たに「Sproot(スプルート)」が設立され、LINE、セプテーニ・ホールディングス、ピアラが資本参画することが発表された。社名のスプルートは、「芽」を意味する「Sprout」と「応援」を意味する「root」をかけ合わせた言葉。MercuryとFloraは、スプルートの100%子会社となる。

 両グループの運営形態は基本的に変わらないが、48グループの特性である地域に密着した活動を重視したうえで、デジタル戦略を推進していく。

 関係者は本紙に「“アフターコロナ”時代を生き残るために、新たなエンターテインメントとオンラインコミュニケーションを融合させたサービスを生み出していきたい」と意気込んだ。

 スプルート代表取締役の渡邊洋行氏は「今後、これまで以上に、ファンの皆様に楽しんでいただける新たなエンターテインメントをHKT48、NGT48のメンバー、スタッフが一丸となって生み出せるよう、しっかりと支援するのが我々の役割」などとコメントした。さまざまな業界で“3密”を避ける新しい生活様式が求められている。「それはアイドル業界も同じ。人との接触を減らしていく必要があるなら、デジタル領域におけるファンとの触れ合いを模索することが必要になる。両グループのデジタル戦略の動向は、別のアイドルグループなども熱い視線を送ることになるでしょう」(アイドル誌編集者)

 コロナ禍を乗り越え、アイドルとファンの新たな関係を作れるか。