AKBじゃんけん大会でフジとTBSが「利権独占バトル」

2013年09月21日 16時00分

パーで勝ち続け優勝した珠理奈(左)。右は上枝恵美加

 18日に行われた「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」(東京・日本武道館)は、SKE48のエース松井珠理奈(16)が初優勝。12月11日リリースのAKBシングルで、自身初の単独センターをゲットした。AKBグループの未来を担う新女王が誕生したその舞台裏では、大会を生中継したフジテレビと昨年大会を中継したTBSが激しい火花を散らしていた。

「どうやらTBSのAKB冠番組『有吉AKB共和国』とフジ側で、取材をめぐりトラブルがあったようだ。同番組の演出担当ディレクターはフジに不満で、Google+でかなり挑発していた」(テレビ局関係者)

 そのディレクターは16日、Google+に「じゃんけん大会に行かれる方は本日放送の有吉AKB共和国を見てから日本武道館で観戦して頂きたい。大いに盛り上がりましょう!」と投稿。問題は続く文面だ。

「フジテレビの方もぜひ視聴して頂きカメラワークなどの参考にしていただければ幸いです。よろしくお願いしま~す!」。まるで、昨年じゃんけん大会を中継したTBSを“見習え”といわんばかりだ。

 そして16日のオンエアでは、司会の有吉弘行(39)が「『――共和国』スタッフは今回じゃんけん大会の裏側に入れてもらえなかったみたい」と切り出し、司会の相方・AKB48小嶋陽菜(25)も「どうしてAKBの番組なのに(じゃんけん大会に)入れないんですか?」と発言。フジ批判ともとられかねないシーンはノーカット放送された。

 今年の中継はフジが担当する以上、TBSが裏取材できなくても無理はないようにも思えるが、昨年のTBSは違った。「TBSは昨年のじゃんけん大会で他局にかなり寛容な対応で、タブーである他局の番宣さえも許してた。TBSにしたら『柔軟に対応してもいいのに』という気持ちだったんだろう」と同関係者。

 確かに昨年の大会では、小嶋が日本テレビの主演ドラマ「メグたんって魔法つかえるの?」の衣装で登場。TBSの中継で日テレの番宣をする小嶋には、関係者の間でも「よく許したな」と驚きの声が上がっていた。

 そんなTBSとは大きく違う、今回のフジの対応…。その背景にはやはり、深刻なフジの視聴率低迷があるようだ。フジ関係者の言い分。

「ウチは8月のゴールデンタイム(19~22時)、プライムタイム(19~23時)の視聴率争いで、TBSに抜かれ民放4位に転落し、上層部もブチ切れた。実は今回同様、生中継を担当した6月のAKB選抜総選挙は高視聴率だった。AKBのお祭りモノは数字を稼げるコンテンツなだけに、やすやすと他局には協力できない。まして3位争いしてるTBSに協力なんてできるわけないよ」

 TBS関係者にも話が聞けた。「確かに『有吉AKB共和国』のスタッフはじゃんけん大会に来てないが、TBSの2番組は取材に来てるんで、TBS全体がフジと争ってるわけじゃない。フジは自分のとこで、後々も舞台裏など全てを独占放送したかったようだ。『――共和国』のディレクターは、同じAKB関連番組だし少しくらいは取材できると思ったようだが、にべもなく断られた。それでフジを挑発したようだ」

 こぶし一つで大テレビ局同士をケンカさせるとは、AKB恐るべし。

関連タグ: