AKB48が“指詰め”“切腹”“殺し合い”舞台「仁義なき戦い」挑戦のきっかけ

2019年11月09日 17時00分

総監督・向井地はSKE須田亜香里(左)を相手に迫真の殺陣を見せた(C)AKS

 アイドルが“指詰め”“切腹”“殺し合い”――。AKB48グループメンバー総勢47人が出演する舞台「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」が、福岡・博多座で9日から24日まで上演される。

 昭和映画史に輝く東映任侠映画の金字塔「仁義なき戦い」の舞台化。故菅原文太さんが演じた主役の広能昌三役はAKB48とSTU48を兼任する岡田奈々(22)と、AKB48・横山由依(26)がダブルキャストで演じる。

 8日に行われた公開稽古では、横山が“指詰め”すれば、グループ総監督の向井地美音(21)は“切腹”。本物さながらの銃や刀でメンバーが殺し合いを演じ、客席にまで火薬のにおいが充満する異例のアイドル舞台が繰り広げられた。

 今年は48グループの恒例イベント「AKB48選抜総選挙」と「AKB48じゃんけん大会」が不開催。今回の舞台は、48グループが今後の巻き返しをかける大切な場だ。

 総監督の向井地は「総選挙やじゃんけん大会がなくていつもと違う1年だった。でも、久しぶりに日本中から48グループが集まって、一つになって頑張れる機会がうれしい。お芝居で48グループの魅力を伝える初めての試みですし、頑張りたい」と意気込んだ。

 同舞台への挑戦は、プロデューサーの秋元康氏が米ニューヨーク・ブロードウェーで舞台「プリティ・ウーマン」を観劇し、誰もが知る大作に役者たちが挑戦し、観客をとりこにする姿に感銘したことがきっかけの一つだった。

「名だたる役者たちが演じてきた『仁義なき戦い』にアイドルたちが全力でぶつかるからこそ得るものがある。演じる任侠の世界は『正義は必ず勝つ』という理想論が成立していない。それでもメンバーは“仁義”が何かを考え、悩みながら体当たりで挑んでいる。真剣な演技をぜひ見てほしいと思います」(関係者)

 今回の舞台を経験したメンバーたちはどんな成長を遂げるか。