瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が今月31日からBSフジで新冠番組「STU発→東京」(不定期木曜・午後11時半から)をスタートさせることが17日、分かった。

 この日、番組MCを務めるお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(45)と、STUの瀧野由美子(22)、石田千穂(17)、今村美月(19)、岩田陽菜(16)が東京・浅草で初回と第2回の収録に参加。その後、浅草公会堂で報道陣の取材に応じ、意気込みを語った。

 新番組は、瀧野らメンバーが同じ瀬戸内(山口県下関市出身)の大先輩・淳の案内で都内のさまざまな場所を訪れ、東京の文化や流行を学ぶ成長バラエティー。

 淳は「STU48のメンバーと会うのは初めてでしたけど、“瀬戸内イムズ”を持っているんで、すぐに打ち解けられました。すでに(お互いに)『タメ口を使っていい』となったぐらい仲良くなった」と話した。

 淳と同じ山口県出身の瀧野は「淳さんのような大先輩と東京でやらせていただくことが初めて。収録では、やっぱり芸能人ってすごいなと思った。淳さんも瀬戸内出身なので、私たちが淳さんに続けるようなグループになれたらいい」と決意すると、淳は「俺にあんまり続かないほうがいいと思うけど」と苦笑いした。

 石田が「敦さんのすごさも知れました」と言うと、淳は「まだタメ口じゃないね」と指摘。石田は慌てて「淳くん」と“くん呼び”した。

 収録でメンバーそれぞれの「キャラクターを理解した」という淳。瀧野については「しっかりしてそうですけど、僕のことを『亮さん』と呼んでいた。僕の漢字(淳)を見て『亮』と呼んでしまうんだな」と暴露すると、瀧野は赤面した。

 STUの印象を聞かれた淳は「作られたピュアさじゃなく、圧倒的なピュアさがある。瀬戸内の海を象徴するような美しさ、強さがある」と絶賛。さらに、「東京の嫌な部分に染まってほしくない。東京の当たり前は全国の当たり前じゃない。僕は方言が出てこない。方言を捨ててしまって、東京に染まったなと反省している。(メンバーに)『方言を捨てないでくれ』と言っている」と明かした。

 初回は10月31日、2回目は11月14日に放送。また、11月4日から5分間のミニ新冠番組「SETOUCHI ISLAND」(毎週月曜・午後10時55分から)もスタート。瀬戸内の神秘的な場所や不思議な言い伝えがある場所を訪れ、その地の魅力を全国に発信する。