アイドルグループ「AKB48」が17日、埼玉・ウェスタ川越で全国ツアー「楽しいばかりがAKB!」埼玉昼公演を開催し、1700人を動員した。

 約4年ぶりとなる全国ツアーは、先月7日のNHK大阪ホール公演を皮切りに、今回が4か所目。これまではツアー独自の選抜メンバーが出演してきたが、関東圏で行うツアーはAKBの各チームごとに公演を行う。

 昼公演は、まずは“前座”として研究生の道枝咲(15)、佐藤詩織(18)、本田そら(20)、古川夏凪(15)が「アイドルなんて呼ばないで」を披露。本編は、AKBチームAの正規メンバー15人と研究生の佐藤美波(16)の計16人が出演。チームA公演曲「Only today」「ラベンダーフィールド」「ずっと ずっと」から、シングル曲「大声ダイヤモンド」「希望的リフレイン」まで全25曲をパフォーマンスした。

 中盤では、ダンスの難易度の高いシングル曲「Teacher Teacher」「NO WAY MAN」「僕たちは戦わない」を3曲続けて完璧に揃えるなど、パフォーマンス面での進化も見せた。

 キャプテンの岡部麟(22)が「“岡部チームA、最高だった”と言ってもらえるように」と話せば、地元・埼玉出身の篠崎彩奈(23)は「地元でツアーを回るのが夢だった。今日はお母さん、お父さんも見に来ているので、親孝行ができるようにしっかり踊りたい」と意気込んだ。

 篠崎は“川越ラブ”も全開。「川越はステキな街。(名物の)サツマイモソフトはめっちゃおいしいし、氷川神社には縁結びの神様もいます。ぜひ立ち寄ってください!」とアピールし、メンバーから「観光大使の方ですか?」と突っ込まれた。

 また、埼玉出身の48グループ総監督・向井地美音(21)も“地元自慢”を続け、小嶋陽菜、渡辺麻友、島崎遥香といったセンター経験を持つ卒業メンバーを挙げながら「AKB48の先輩方が超豪華!」と熱弁した。

 なお、夜公演はAKBチームKが出演する。

 同ツアーは全国10か所を巡り、10月の北海道・苫小牧公演まで全20ステージを行う。