人気アイドルグループ・AKB48の都道府県代表メンバーで結成される「チーム8」が8日、大阪市のグランキューブで「AKB48チーム8 全国ツアー~47の素敵な街へ~」を開催。3公演で計7800人のファンを集めた。

 2014年に誕生したチーム8は、47都道府県それぞれの代表メンバー1人から構成。「会いに行くアイドル」をコンセプトに全国各地で活動し、トヨタ自動車がサポートしている。

 アンコールでは、秋田県や鳥取県などの代表メンバーが卒業したことを受け、代表不在県の追加メンバーオーディションが行われることが発表された。東京都代表の小栗有以(17)は「47人のチーム8に戻って、また新たにパワーアップしたチーム8をお届けできるように頑張ります」と誓った。

 今年1月に行われたファン投票で、AKB48グループの人気曲を決める恒例イベント「AKB48グループリクエストアワー」では、チーム8の代表曲「47の素敵な街へ」が初の1位に輝いた。

 AKBにはチームA、チームB、チームKなども存在するが、グループ全体のコンサートでもチーム8の同曲が一番盛り上がるという。

「チーム8はそれぞれの都道府県代表メンバーが活躍している。夏の甲子園が始まりましたが、高校野球で地元の高校を応援するように、ファンは自分と同じ出身地のメンバーを応援する姿も見られる。大所帯ながらも方言が強いメンバーがいるなど多彩な個性も魅力です」(AKB関係者)

 小栗はチームAを兼任し、昨年発売されたAKBの52枚目シングル「Teacher Teacher」でセンターに抜てきされた。茨城県代表の岡部麟(22)はチームAのキャプテンを兼任するなど、AKBを背負う存在になりつつある。

「以前はチーム8のことだけを考えていたメンバーも、AKBグループ全体を盛り上げたいと、責任感が芽生えている」とは前出のAKB関係者。新たに加入する代表メンバーへの期待も大きいようだ。