アイドルグループ「SKE48」の熊崎晴香(21)、古畑奈和(22)、高柳明音(27)が25枚目のシングル「FRUSTRATION」発売を翌日に控えた23日、河村たかし名古屋市長(70)を表敬訪問した。

 新曲のテーマは「騒げ! さあ、熱くなれ!」。魅力のない街ナンバーワンといわれる名古屋市を、この曲で盛り上げたいという意図だったが、3人の姿を見るや河村市長は「フラストレーション名古屋だがね。うそばっかりの政治の世界で」と先制パンチ。続けて「あんたたちのフラストレーションはなんだね」と3人に取材を開始した。

 この勢いに押され、熊崎は「ミュージックビデオをロサンゼルスで撮影したのですが、その時に携帯をなくしてしまったこと」と告白。センターを務める古畑は「髪色を変えられないことですね。金髪で撮影してしまったので、この曲の間は変えられないんです」とポロリ。一方、高柳は「特にないです」と切り抜けた。

 河村市長いわく、東京の「有楽町で逢いましょう」や大阪の「月の法善寺横町」「王将」など有名な街にはイメージが浮かぶ名曲があるという。「王将という曲、知っとるか」と尋ねられた高柳は「ギョーザしか知りません」。

 それでも「私たちは(愛知県知多郡南知多町にある)『羽豆岬』という曲を歌っているんですよ。名古屋の情報は『SKE48』という曲で歌ってます」と返したのはさすが。サビ部分の振りを一緒に踊り、河村市長の体に新曲をインプットすることにも成功。3人は上々の手応えで市役所を後にした。