岩田華怜 AKB卒業しても被災地支援の思いは変わらず

2019年04月23日 16時30分

意気込みを語った岩田

 元「AKB48」で女優の岩田華怜(20)が22日、都内で行われた主演ミュージカル「Signs!~微力だけど無力じゃない~」(8月8~12日に東京・渋谷区文化総合センター大和田)の制作発表に出席した。

 同作では、核兵器廃絶を訴え、昨年にノーベル平和賞候補に推薦された長崎県などの高校生の活動「高校生平和大使」を描く。

 会見では、東日本大震災に話が及んだ。岩田は宮城出身で小学6年生の時に自宅が被災。「(その)直後に(AKBに)加入して上京した。(震災から)8年間、微力ではあるが、復興活動を行いました」と振り返った。

 さらに「(被災時は)ニュースを見られず、普通に外に出ていた。もしかしたら被ばくしているかもしれないと感じている」とも告白。「自然災害が起きないとは言えない。人ごととは思わないでほしい」と真剣なまなざしで訴えた。

 故郷を思う気持ちは本物だ。東日本大震災当時、未曽有の被害を受けた地元を離れていいか悩んだが、母でフリーアナウンサー・菅原美話さんに背中を押された。菅原さんは、今夏の参院選宮城選挙区で立憲民主党から出馬を要請されて話題にもなった人物だ(のちに辞退)。

 菅原さんから、AKBのメンバーとして宮城を応援するよう助言され、気持ちが固まった。国民的アイドルグループへの道を歩もうとしていたAKBの活動に打ち込みつつ、復興事業に足を運んだ。

 グループを16年に卒業。今年1月にあった宮城の成人式では小学校時代の友人と再会し、旧交を温めた。

「実際に被災し、精力的に復興活動に取り組んだから、彼女が発するメッセージにはAKBのOGの中でも説得力がある。これからも“元AKBの語り部”として復興の力になってくれるはずだ」とテレビ局関係者は指摘している。