【NGT48調査報告会(22日)出席者=AKS運営責任者兼取締役・松村匠氏、NGT48劇場支配人・早川麻依子氏、同副支配人・岡田剛氏】
〈報道陣との一問一答・2〉
——(山口真帆暴行被害の)被疑者がメンバーと私的な領域で繋がっていたという認識は
松村氏:うかがわれることであって、断定ではございません。それと、やはりコミュニケーションの不足、命令指揮系統ですよね。マネジャーに伝えたけど、そこで止まっていたり。私のところにそういう報告が上がっていなかったり。そういうことがあった。
——メンバー、スタッフへの処分を不問にするということだが
松村氏:私は運営の全責任者ということで、減給30%を無期限でさせていただいております。
——新潟の地域性は
松村氏:そういうことは一切ございません。
——山口さんへの精神的なケアは
松村氏:それは山口も山口以外とのコミュニケーションもしっかりと向き合って、引き続きやっていかないと。
——この報告書を説明した時の山口さんの様子は
早川氏:山口に説明した時はやはり「私が言ったことがちゃんと書いてない」と不満はありました。どの部分を指して言っているかまでは話をしていない。これがすべてだよと言われて「ああ、そうですか」と納得している感じはない。ただ、事実として、このような調査報告書が上がってきたことに対して、メンバーみんな真摯に受け止めていると感じました。
——山口さんの今後の活動について
早川氏:今、それについて話し合っているところですが、運営としてはまたNGTに戻って、みんなと前を向いて頑張ろうという姿勢は変わってないと思いますし、山口に伝えている。山口が判断することかなと思います。
——山口さんからは辞めたいなどの申し入れは
早川氏:正式にそのような話を私が聞いていることはない。
——他のメンバーは
早川氏:そのような話は来てない。
——AKSの取締役会が重要な事態と認識するのが遅かったと指摘されている
松村氏:事件に関しては発生した翌日には、報告があったと思います。ただ、その時点では(前支配人の)今村の方で対応するということでした。ただ、その後の共有がしっかりなされてなかった。我々の認識に甘さがあった。
——NGT運営だけで解決できると
松村氏:いや、その時点では警察の調査中でございましたし、メンバーへの2次的な被害も阻止を考えた。今村に指示は出しましたけど、警察の捜査の行方を一番重要視しました。
——山口さんが劇場で謝罪したことが事態を大きくした。その経緯は
松村氏:それは報告書にもあるように、AKSのガバナンスの問題に尽きると思います。
——(前支配人の)今村さんにすべてを委ねた
松村氏:委ねたというより、コミュニケーションが徹底的に不足していたのかなと。情けない話ですが、それがすべての原因かなと。
——ネット上には、今村支配人らスタッフと、犯行グループの交流が指摘されてますが。第三者委員会で記載があってもいいのでは
松村氏:報告書の内容に言及できる立場にない。ご理解いただきたい。
——今村さんとスタッフが一部のファンを認識していたとあるが、実際に前支配人が一部のファンを優遇していた事例は
松村氏:それはないと思っております。証拠が何かある話ではないと思います。ただ、ファンの方々と我々が道であいさつするのを、私的領域の交流かと言われると…。我々があいさつされて返すのも、それの範ちゅうに入るのか。あいまいな範ちゅうであるので、何をもって私的繋がりなのかとは思うが、誤解を生むことは慎んでいかないといけない。
——報告書に「犯人グループと個別に会っていたメンバーがいる」と、ある
松村氏:第三者委員会の報告を受けて我々も新たに認識した。
——あいさつ程度の話ではないのでは
松村氏:疑わせるというか、確たるものがないということですので…。