“運営母体”変更でSKEファンがJトラスト・藤澤社長に期待する理由

2018年12月12日 18時13分

新曲発売イベントを行ったSKE48(C)AKS

 アイドルグループ「SKE48」の今後の展開に注目が集まっている。アミューズメント施設運営などを行っているJASDAQ上場企業の「KeyHolder」(東京都港区)が芸能プロダクション「株式会社AKS」からSKEの事業を承継することになったからだ。

 現在、両社の間で最終調整が行われており、まもなく契約が結ばれる見通し。国内にはAKB、SKE、NMB、HKT、NGT、STUの6つの48グループがあり、NMB(株式会社Showtitle)とSTU(株式会社STU)を除く4グループがAKSに所属。SKEは来年からKeyHolderがAKSとタッグを組んで運営することになる。

 人気アイドルグループの運営母体が変わることについては様々な臆測が流れている。しかし、SKEファンの間でKeyHolderへの“移籍”は前向きに受け止められている。というのもKeyHolderの親会社で金融事業などを手掛ける東証2部上場企業「Jトラスト」(東京都港区)の藤澤信義社長(48)がサッカー・J2のFC岐阜を救った事業家として東海地方ではかなり知られた存在だからだ。

 FC岐阜は多額の債務超過が明らかになるなど赤字経営から脱却できず、2012年にはJリーグ免許剥奪の危機に陥った。しかし13年に岐阜出身の藤澤社長がFC岐阜への支援を表明。14年にはクラブの筆頭株主となった藤澤社長が親交の深かった元サッカー日本代表MFラモス瑠偉氏(61)を監督に招聘するとともに、個人で1億5000万円を強化費としてクラブに寄付。川口能活(43)や三都主アレサンドロ(41)など元日本代表のビッグネームを次々とチームに呼び寄せ、観客動員を大幅にアップさせることに成功した。

 そのスゴ腕社長が指揮を執るJトラストグループ傘下に入るとあって、ファンの間では「この移籍はSKEにとってプラスになるのでは」と期待が高まっているのだ。

 岐阜県出身で大のSKEファンとして知られる元KEIRINグランプリ王者の加藤慎平(40)も「SKEが身売りされるのかと自分も周りのファンもみんな心配していましたが、KeyHolderが藤澤社長の会社のグループだと聞いて逆に気持ちが高揚しています。FC岐阜を盛り上げてくれたこともあって、岐阜での藤澤社長の評判はすごく高い。岐阜はSKEの準地元ですし、グループを愛してくれて、新しい風を吹き込んでくれればありがたいです」と大歓迎している。

 藤澤社長は本紙の取材に対して「FC岐阜も地元企業に支えられてますが、SKEも地元の企業と密着してやっているというイメージを持っています」とコメント。「ずっと芸能でやってきた会社と全然違う畑でやってきた会社で協力しあって新しい視点でものを作っていくと、化学変化の中で新しいことができると思う。フィンテック(金融と情報技術を融合させたサービス)もあるのでアナログとデジタル、携帯などを使っていろいろとできるのではないか。ベースを守っていきながら我々がどう肉付けをしていけるかを現場の人たちと話し合って決めていきたい」と語った。

 SKEは48グループの中でもトップクラスの黒字グループといわれている。12日には名古屋市内のZepp名古屋で24枚目のシングル「Stand by you」の発売イベントを行い、松井珠理奈(21)ら選抜メンバー17人が新曲を披露した。運営母体が変わることでさらなる飛躍・発展を遂げるか、注目だ。

関連タグ: