アイドルグループ「SKE48」が5日、名古屋市内のSKE48劇場で「10周年記念特別公演(後編)」を開催。総勢58人のメンバー(矢作有紀奈は学業都合のため休演)がアンコールを含む43曲を披露し、アニバーサリーを祝った。

 4日に行われた記念公演(前編)では2018年から14年までの直近5年間にスポットが当てられたが、08年10月5日に劇場公演をスタートしてからちょうど10年目となるこの日は、13年から08年というSKE10年間の前半部分を映像と楽曲で振り返った。

 ファンの声援がひと際大きくなったのは松井珠理奈(21)が「神々の領域」を一人で歌った場面だった。この楽曲はSKE1期生のために作られたもので14年2月1日に行われたナゴヤドームコンサートのオープニングで珠理奈や松井玲奈(27)ら1期生6人が歌った思い出の曲。ナゴヤドームコンサートの映像がバックで流れる中、最後の1期生となった珠理奈が涙ぐみながら「今は弱い私ですが、皆さんの応援のおかげで10年間走り続けることができました。これからもそばにいてください」と語りかけると客席からは大きな「珠理奈コール」が湧き起こった。

 アンコール後には24枚目のシングルが12月12日に発売されることや、年内に卒業生を交えた「同窓会公演」を開催することも発表された。

「劇場があったからこそSKEは10周年を迎えられたと思います。活躍の幅はメンバーそれぞれ違うけどチャンスが平等なのはこの劇場が一番だと思います。これからも劇場に行きたいと思ってもらえるSKEでありたいです」。須田亜香里(26)がメンバーを代表してあいさつするとファンから温かい声援と拍手が送られた。