【SKE10周年記念座談会(2)】アイドルグループ「SKE48」が10月5日に劇場デビュー10周年を迎えるのを記念して行われた「10周年記念座談会」。第2回は先日、卒業を発表した3期生・松村香織(28)が大暴走。6期生・熊崎晴香(21)、7期生・小畑優奈(16)、8期生・北川愛乃(17)の前で今はなき国民的グループ「SMAP」とのキス未遂事件についてボヤきまくった。松村が今でも悔やむ痛恨のミスジャッジとは――。

 ――2008年に結成されたSKEが大躍進したのが12年だった。この年行われたAKB48選抜総選挙では前年の6人から一気に15人にランクインメンバーが増え、AKBに迫る勢いを見せつけた

 松村:そのころは握手会をするたびにお客さんの数がすごいことになっていって。会場のホールをぶち抜いてやってましたもん。握手会でミニライブをやると奥はどこまで人がいるか見えないくらい。SKEの公演も評判になっていて、私たちがやっていた研究生公演も博多や難波で出張公演をやらせてもらったんです。

 北川:私は(松村)香織さんが出ていた(12年8月の)NMB48劇場での出張公演を見に行ってました。

 松村:えーっ。そうなの。来てたんだ。

 北川:はい。(現SKEキャプテンの)斉藤真木子さんや内山命さん、古畑奈和さん、香織さんたちがいらっしゃって…。あの公演を見て「私もSKEになりたいな」って思ったんです。

 松村:うれしいな、それは。あのときは(SKEも自分も)波に乗ってる感じだった。私はこの年の総選挙で初ランクイン(34位)したこともあって、9月に発売された10枚目のシングル「キスだって左利き」で初めて選抜入りしたんです。このシングルはファーストアルバム「この日のチャイムを忘れない」と同時発売だったんで、一番いいタイミングでいろんなプロモーションに選抜として出れたんですよ。もう最高でした。棚ボタみたいな(笑い)。

 ――当時の超人気番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)にもSKEの選抜メンバー16人で出演した

 松村:「BISTRO SMAP」とライブのコーナーに出演させてもらってSKEメドレーを歌わせていただきました。もう本当にうれしかったです。私は香取慎吾さんの大ファンだったので。いつ辞めてもいいくらいの気持ちで収録に臨んでやり切りました。

 ――SMAPが2組に分かれて料理対決をする「BISTRO SMAP」のコーナーでは勝利チームにゲストがキスをすることになっていた

 松村:それがキスしなかったんです。香取慎吾さん、稲垣吾郎さんのチームと木村拓哉さん、草なぎ剛さんのチームが名古屋メシをテーマに対決したんですけど、私的には木村さん、草なぎさんチームの料理の方がおいしいと感じたんです。それでそっちにしたら、メンバーの判定は8人対8人の同数。引き分けでまさかのキスなしっていう…。後悔そこは!本当に後悔。わたしが慎吾ちゃん側にしておけば…。

 熊崎、小畑、北川:…。

 松村:当時のメンバーはみんな若かったから(キスがなくて)ホッとしていたけど、私は本当に悔いが残る。めちゃめちゃ恨みますね。あのときの自分を。味で評価しちゃったことを。私情をもっと出せばよかった。今、思い出してもすごく悔いが残りますわ。

 ――「SMAP×SMAP」に続いて12年にはNHK「紅白歌合戦」にも初出場を果たした

 松村:「パレオはエメラルド」を披露しました。めちゃめちゃ練習しましたね。特に1期生が紅白を目標にして大事にしていたから思い入れがすごくて。(振り付けの)牧野アンナ先生も厳しかったけど、メンバーも厳しくて一列ごとにダンスをチェックしてましたね。普段は怒らない矢神久美さんも(後輩に)注意していたし。すごくピリピリしていたけどみんなの気持ちが一つになってました。

 熊崎:私はちょうどこのとき、SKE6期生オーディションに仮合格していて、家で見ていました。「この人たちが先輩なんだよ」って家族と話していましたね。SKEは13年、14年にも紅白歌合戦に出場したので私も2回出ました。特に14年に披露したのが、私の初選抜曲「不器用太陽」だったので思い出に残っています。

 ――15年以降、SKE単独での紅白歌合戦への出場はない

 松村:(小畑)優奈は紅白歌合戦には出てない?

 小畑:出てないです。

 松村:AKB選抜としては出たでしょ?

 小畑:出てないです。

 松村:えっ、7期生以降は紅白歌合戦には出ていないんだ。

 小畑:そうなんです。やっぱり出たいなと思います。

 北川:出たいです。

 全員:またSKE単独で紅白歌合戦に出場できるようにみんなで頑張りましょう!(続く)