俳優・松坂桃李(29)が5日、都内で“妄想”をまとめた書籍「妄想・松坂桃李2」(ワニブックス)の発売記念イベントを行った。

 松坂が妄想で映画のフライヤーを作る、月刊誌「プラスアクト」での人気連載をまとめた第2弾。第1弾は2016年に発売され、大きな反響を呼んだ。

 報道陣でいっぱいになった会場を見て「今日、ゴールデンウイークですよね。こんなにたくさん来ていただけるなんて、妄想でも予想できなかった。皆さん、ゴールデンウイークでもお仕事されるんですね。本当にお疲れさまです。ありがとうございます」と驚きながら一礼した。

 第2弾が発売されたことについては「本当に予想外。まさか出せると思わなかった。どのあたりに需要があったのか、いまだに理解しがたいものがあります」。妄想は「小さいころから独り遊びでやっていたので、自然と出てくる感覚に近い」というが、その内容に少々問題があったようだ。

「苦労したのは、僕の妄想は暗くなりがち。結婚詐欺師になったり、ドロドロの殺し合いとか、友情が破綻するとか、ハッピーエンドではない。担当さんとマネジャーさんに『明るめな妄想をしてくれ』と言われました」と明かし、リポーターから「松坂さん、メンタル大丈夫ですか?」と心配されるひと幕もあった。

 ゴールデンウイークということで、理想のデートについて問われると「VRデートですね。VRのガンアクションゲームがあるんです。自分が兵士になって違う国と戦いに行く。お互いチームになって、合図を送って『GO!』って。終わったら『本日は、ここがアレでしたね』とか」と反省の時間まで入れて妄想した。

 なお、理想の彼女は「そういうことにも付き合って楽しんでくれる方」だという。