山崎真実 主演映画は初めての「普通の役」

2013年02月08日 18時16分

 2004年度のミスマガジン読者特別賞を受賞し、現在は女優として活動する山崎真実(27)が映画「さまよう獣」で7年ぶりに主演を務めている。

 

 映画は第11回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞した「ふゆの獣」の内田伸輝監督の初商業作品。山崎演じるキヨミが突然田舎にやって来たことで、村の男たちは色めき立つも、やがて彼女を追って男が乗り組んできてーー。それぞれの男に良い顔を見せる恋愛依存の女性が葛藤し、成長する姿を描いていく。

 

 これまでキャバクラ嬢やサイボーグなど「キャラが立ったものが多かった」という山崎にとって、等身大の女性を演じるのは今作が初。“普通”の役をやることで、観客がどう思うのか不安も感じたという。演じたキヨミについては「3人の男の人に気持ち良い感じで接する役なので、このしたら好きになってもらえるかなとセリフなどに気をつけました。役は色っぽいですが、私自身はあんまり男の人を喜ばせることはなく、『それは違う』とかばっさり言う逆に怒らせちゃいますね」と本人とは間逆のタイプ。だからこそ演じる楽しみも感じた。

 

 作品終盤の重要な場面では濃密なベッドシーンも描かれる。「今までベッドシーンはありましたけど、サイボーグの役で服を着て触手を出してとコメディータッチ」とあり“人間”としての絡みはこれが初。映画の重要な場面でもあり「撮影は長かったですね。終盤の大事なシーンなので慎重に撮りました。相手の波岡(一喜)さんとも変な仲間意識ができた」。必然のシーンであるため、抵抗感はなかった。

 

 演じた役と同じく、山崎自身にとっても撮影時期は悩みの多い期間だった。「恋愛とかではないんですけど、ちょうど撮影のころは自分も行き詰っていたんです。仕事も人間関係もいろいろ。なんかモヤモヤするときあるじゃないですか。人って。撮影を通じてキヨミという役をやったことで一歩成長できたし、自分も行き詰ったところから出られた」。だからこそ、映画を今、悩んでいる人に見てほしいと話す。

 

 昨年には所属事務所を退社し現在はフリー。年明けには新たにツイッターアカウントを立ち上げるも「やるタイプに見えないから、なかなか私本人がやっていると信じてもらえない。友達にも『あんたがツイッター? 信じられへん」と言われました(苦笑)。自分を発信するのは苦手なんですけど、やっているので見てください」と苦笑い。今年4月12日から始まる舞台「ハナノサクコロ -英国大使の御庭番-」にも出演。今はやるべきことを考えたいと語ると語った。