TOKIOの国分太一(43)が2日、MCを務めるTBS系情報番組「ビビット」に出演。強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(46)が起訴猶予処分になったことと、きょう午後から行う会見について言及した。

 国分は山口が起訴猶予になったことに「不起訴となりましたが、起訴猶予という言葉がついています。検察は裁判をする必要はないが、犯罪はあったと認めているということです。山口が犯した罪はまぎれもない事実だっていうことが分かりました。これで捜査が終わりますが、山口が犯したことは絶対にあってはならないことだと思います。被害に遭われた方と、そのご家族の皆さんにとても不安な思い、怖い思い、それを拭いきることは非常に難しいと思います。それでも山口は自分が犯してしまった、この罪を何とか自分と向き合って、これからを過ごしてもらいたい」。

 国分、城島茂(47)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)はきょう2日、都内で会見を開く。メンバーで話し合って決めたことかと聞かれると「23年間やってきて、このぐらいの年齢になりますと事務所にも自由にやらせてもらっているところもありました。自由にやらせてもらっている自分たちが、自分たちの口で語らないのは、やっぱりおかしいだろうと、メンバー一人ひとりが思っているので、今日はそういう思いで被害者の方と、そのご家族の皆さんにおわびを申し上げ、自分たちが今思っていることを、自分たちの口で伝えたいと思っています」と話した。

 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(86)は1日夜、「不起訴処分が下されましたが、山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さには変わりございません」「TOKIOのメンバーもそれぞれが23年の時を重ねて今の場所に立っています。彼らが、まず何をすべきか、これからをどうしていくか、彼らが考えて決めていくことを受けとめます」「私自身は全ての所属タレントの『親』としての責任を負いながら今後も彼らが“ひと”として成長できますよう、支援し続けて参る所存でございます」などと、謝罪コメントを発表した。

 ジャニー氏の“異例のおわび”について聞かれると「申し訳ないという気持ちですけど…」と言葉に詰まり、「すいません」と涙を流した。それから「ジャニーさんは『親として』という言葉を使ってくれました。16歳の時にTOKIOが生まれ、この23年の間にたくさんの経験をさせていただきました。だからこそ、一人ひとり仕事も増えたと思いますし、その分の責任は自分たちで償っていかなければいけない。その生みの親にこんなことを言わせてしまったことは本当に情けない。これから、どうやって向き合っていくか、成長していくことがジャニーさんへの恩返しだと思っているので、前を向いて行きたい」と続けた。

 一部で「山口追放」「TOKIO活動自粛」「グループ解散」とも報じられた。出演者から「活動を続けてこそ、グループとしての償い」「最終的には個人の問題」と、活動継続を願う声をかけられた国分は「メンバー4人で話したことを会見で語りたいと思います」とだけ答えた。