6人組ユニット「AAA」の西島隆弘(31)が26日、ソロ名義「Nissy」として初めて東京ドーム公演を行った。

 これまでAAAとしては2016年、17年と2年連続でドーム公演を行ったが、ソロとしては初めて。25日、26日の2日にわたって東京ドームのステージに立った。演出や衣装はNissyのプロデュースで、歌やダンスだけではなく、映像などをフルに使った公演となった。

 この日が2月から始まった8都市16公演のソロツアーの最終公演とあって、Nissyは「来たぜ、ドーム! 改めて言う。みんなのおかげだぜ~! でもラストです。私も嫌です」とファンに感謝した。その気持ちを伝えるかのようにソロデビュー曲「どうしようか?」や「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」「DANCE DANCE DANCE」などを熱唱した。ファンのリクエストに応える形で、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」も歌唱した。さらに新曲「トリコ」も初披露した。

 ステージ関係者は「Nissyは公演の“プロデューサー”として、少しでもお客さんが楽しんでもらえるように細部の細部までこだわっていた。映像はもちろん衣装、ステージ上の噴水が吹き上がる高さまでこだわり抜いた」。その充実感があったのだろう。Nissyは「私の今の脳みその限界がこの作品です」と胸を張った。

 Nissyは「今日という日に僕という存在を選んで、チケットを買ってここに来てくださったこと、本当にありがとうございます。僕のエンターテインメントを選んでくれて、本当に嬉しく思います。もうちょっとやりたかったけどね」と観客に頭を下げ、感極まり大号泣した。