「コナン」出演声優らのBL推し発言の波紋 老若男女向けのサービスすべきの声

2018年04月26日 16時30分

古谷徹

 公開中の人気アニメの劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」が大ヒットし、シリーズ最大ヒットとなった前作を超える興行収入70憶円を突破できるかが注目されているが、一方で声優らの言動が波紋を広げている。

 4月22日に開催された舞台あいさつで、今作のメインキャラクター・安室透役を演じる声優の古谷徹が「僕の恋人は赤井」と、自身の演じる男性キャラクターと作中の男性キャラクター(赤井秀一)同士の恋愛を推奨するかのような発言をしたとし「ボーイズラブ(BL)かよ」とファンの間で話題になっている。

 BLとは、二次元(マンガ、アニメや小説)の男性キャラクター同士の恋愛と性行為を描いたもの。書き手も読み手も主に女性で、BL愛好家を「腐女子(ふじょし)」と呼ぶこともある。

 BL事情通は「人気マンガ、アニメの男性キャラクターはほぼBLのエジキになっており、同人誌でひっそりと描かれている。敵やライバル同士がカップルにさせられ、過激な性行為描写があり、本家の世界観をぶち壊すとして、本家ファンが怒ることも多い。コナンの場合、本家では江戸川コナンと服部平次がライバルだが、BLものでは大人の平次が子供のコナンに一目ぼれし、恋愛に至るという内容になったりする」と語る。

 古谷は2年前にも、自身のツイッターで「男性キャラクター同士のカップル名」を表記し「注目を集める告知で文字数が厳しくて、つい省略のつもり」という理由を挙げ、のちに謝罪した。

 さらに、今作の主題歌「零―ZERO―」を担当した福山雅治も3月21日に配信した「デビュー28周年LINE LIVE!」で「コナンのBL本を読んだ」と発言し、その内容についての生々しいトークを展開した。

 アニメ事情通は「公式な関係者がこんな発言をするのは過去にない。作品を見ているのは老若男女で小学生ファンも多い。一部のBLファン向けにサービスをするのではなく、全てのファンに対して平等にすべきでは」と指摘する。

 BL自体が批判の対象ではないが、国民的長寿アニメだけに、賛否両論が飛び交っている。